コロンビア:新大統領就任式に出席するラテンアメリカ各国の首脳がカリ入り

(Photo:José Antonio Kast Rist / X)

アベラルド・デ・ラ・エスプリエジャ(Abelardo De la Espriella)の大統領就任式に出席する各国の首脳や代表団が、コロンビアのバジェ・デル・カウカ県(Valle del Cauca)の県都カリ(Cali)に到着し始めている。就任式は8月7日に予定されており、式典を数時間後に控えた8月6日木曜日の夜には、アルゼンチン大統領ハビエル・ミレイ(Javier Milei)らがカリに到着した。

今回の就任式は、近年の歴史上初めて、首都ボゴタ(Bogotá)以外で行われる大統領就任式となる。外国からの出席者が到着したことで、次期大統領アベラルド・デ・ラ・エスプリエジャと次期副大統領ホセ・マヌエル・レストレポ(José Manuel Restrepo)の就任に先立つ公式日程が始まった。両者は、各国の代表が出席する式典で正式に職務に就く。

 

ハビエル・ミレイがいち早くカリに到着

8月6日木曜日の夜、アルゼンチン大統領ハビエル・ミレイは代表団を伴い、厳重な警備態勢の下でカリに到着した。ミレイは、就任式に先立って同市に入った最初の外国首脳の一人となった。

ミレイの出席は数日前にすでに確認されていた。ペルー大統領に就任したケイコ・フジモリ(Keiko Fujimori)の就任式がリマ(Lima)で行われた際、ミレイは次期副大統領ホセ・マヌエル・レストレポと会談していた。

その際、アルゼンチン大統領は自身の訪問について、次のように述べていた。「我々は来週、就任式に出席する予定だ」。

 

ホセ・アントニオ・カストとサンティアゴ・ペニャもカリに到着

8月6日木曜日の夜には、アベラルド・デ・ラ・エスプリエジャの大統領就任式に出席する各国代表団の到着が続いた。アルゼンチン大統領ハビエル・ミレイに加え、パラグアイ大統領サンティアゴ・ペニャ(Santiago Peña)と、チリの政治家ホセ・アントニオ・カスト(José Antonio Kast)もバジェ・デル・カウカ県の県都カリに到着した。

 

サンティアゴ・ペニャとホセ・アントニオ・カストは、カリ市長アレハンドロ・エデル(Alejandro Eder)とバジェ・デル・カウカ県知事ディリアン・フランシスカ・トロ(Dilian Francisca Toro)から出迎えを受けた。両者は、8月7日に予定されている就任式を前に、地元当局を代表して歓迎の意を示した。

これらの外国からの出席者の到着により、大統領就任式に向けた事前日程が続いている。式典には、エクアドル大統領ダニエル・ノボア(Daniel Noboa)、スペイン国王フェリペ6世(Felipe VI)、米国代表団も出席する予定である。

 

フェリペ6世国王、カリに到着

8月7日午前、スペイン国王フェリペ6世がアルフォンソ・ボニージャ・アラゴン国際空港に到着したことが確認された。カリ市長アレハンドロ・エデルは自身のSNSを通じて、スペインの主要人物の一人が同市を訪問することの重要性について述べた。

エデルによると、「8月7日、コロンビアにとって歴史的な瞬間、すなわちボゴタ以外で初めて行われる大統領就任式に立ち会うため、スペイン国王フェリペ6世陛下をお迎えするという光栄な形で、この日を迎えた」。

また、エデルはスペインとバジェ・デル・カウカ県の県都カリとの協力関係や交流を深める考えを示し、「今回の訪問は、この出来事が国際的に重要であることを示すとともに、スペインとカリの友好、協力、交流の関係を強化する」と述べた。

 

ダニエル・ノボアがカリに到着

8月7日午前10時頃、エクアドル大統領ダニエル・ノボアが、アベラルド・デ・ラ・エスプリエジャの就任式に出席するため、太平洋岸の都市カリに到着した。ノボアはアレハンドロ・エデルから出迎えを受けた。エデルは隣国エクアドルとの関係について、「エクアドルとは、コロンビア南西部の発展にとって戦略的な関係を共有している。今回の会談は協力関係を強化し、安全保障、通商、観光、地域統合の分野で新たな機会を開くものである」と述べた。

 

米国代表団とブラジル代表団も到着

外国代表団には米国代表団も加わり、同代表団は深夜頃にカリに到着した。代表団を率いるのは米国司法長官トッド・ブランシュ(Todd Blanche)であり、バジェ・デル・カウカ県知事ディリアン・フランシスカ・トロとカリ市長アレハンドロ・エデルが出迎えた。

エデルは、「この国はコロンビアにとって歴史的な同盟国であり、我々の都市にとって戦略的なパートナーである」と強調した。

ブラジル代表団も感情のこもったメッセージを寄せ、8月7日金曜日から始まる新政権への支持を表明した。ブラジル外相マウロ・ビエイラ(Mauro Vieira)は、「新政権のこの4年間が最良のものとなることを願っている」と述べた。

 

就任式は8月7日、サンティアゴ・デ・カリ大学で開催

アベラルド・デ・ラ・エスプリエジャの就任式は、2026年8月7日午前10時から、サンティアゴ・デ・カリ大学(Universidad Santiago de Cali:USC)で行われる。式典は2,500人以上を収容できる同大学の講堂で開催される予定である。

出席が確認されているのは、アルゼンチンのハビエル・ミレイ、パラグアイのサンティアゴ・ペニャ、エクアドルのダニエル・ノボア、そしてスペイン国王フェリペ6世である。また、少なくとも8人のラテンアメリカ諸国の大統領が出席する予定である。

大統領就任式がカリで行われるのは、次期大統領が式典を同市に移すことを決定したためである。これにより、今回の就任式はボゴタ以外で行われる数少ない機会の一つとなる。

 

パナマ大統領も就任式に出席

パナマ大統領ホセ・ラウル・ムリノ(José Raúl Mulino)は8月7日、コロンビアの新大統領に就任するアベラルド・デ・ラ・エスプリエジャの就任式に出席するため、カリを訪問する。パナマ大統領府が8月6日木曜日に発表した。

就任式に先立ち、ムリノはデ・ラ・エスプリエジャと会談する予定だ。パナマ大統領府の公式発表によると、会談では「協力、電力網の相互接続、安全保障と組織犯罪、通商・外交関係に関する重要事項に加え、観光分野への投資を促進するための特別な連携」について協議する。また、ムリノは、アラブ首長国連邦の国際協力担当国務相リーム・アル・ハシミ(Reem Al Hashimy)とも二国間会談を行う予定であると、パナマ大統領府は発表した。

ムリノは8月7日朝、外相ハビエル・マルティネス・アチャ(Javier Martínez-Acha)、商工相フリオ・モルト(Julio Moltó)、安全保障相フランク・アブレゴ(Frank Ábrego)らを伴って出発する。アルフォンソ・ボニージャ・アラゴン空港(Aeropuerto Alfonso Bonilla Aragón)では、退任する外相ロサ・ビジャビセンシオ(Rosa Villavicencio)と、新政権で外相に指名されているオマル・ブラ・エスコバル(Omar Bula Escobar)が、儀礼をもって出迎える。公式行事を終えた後、ムリノと同行する閣僚らは、同じ金曜日にパナマへ戻る予定である。

 

デ・ラ・エスプリエジャが2026年から2030年までの任期で就任

弁護士のアベラルド・デ・ラ・エスプリエジャは、2026年から2030年までの任期でコロンビア大統領に就任する。現職大統領グスタボ・ペトロ(Gustavo Petro)の後任となる。

今回の就任式は異例の形で行われ、ボゴタ以外で開催されるのは初めてとなる。式典にはスペイン国王フェリペ6世と、少なくとも8人のラテンアメリカ諸国の大統領が出席する予定である。

現職大統領のグスタボ・ペトロは、デ・ラ・エスプリエジャの勝利を認めておらず、新政権に対する野党勢力と「市民的不服従」を主導すると表明している。

#DelaEspriella

 

参考資料:

1. Presidente de Panamá viajará este viernes a la posesión de Abelardo De la Espriella
2. Los presidentes que ya están en Cali para la posesión de Abelardo De la Espriella

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