エクアドル:ガラパゴス諸島沖で観光船火災 乗客・乗組員21人は全員無事、環境影響を調査

(Photo:SNS)

エクアドル沖のガラパゴス諸島(Islas Galápagos)付近で観光船が火災を起こし、乗客と乗組員は全員避難して無事だった。現地当局は、船の焼失に伴う海洋環境への影響の可能性について調査を進めている。

事故が発生したのは2026年3月7日土曜日の午後で、観光船「ギャラクシー・デイリー(Galaxy Daily)」が、サンティアゴ島(Isla Santiago)付近の海域で火災を起こした。

この海域は、ガラパゴス海洋保護区(Reserva Marina de Galápagos)に含まれ、ガラパゴス国立公園(Parque Nacional Galápagos:PNG)が管理している。

 

バルトロメ島とイタバカ水道の間で航行中に火災

火災発生時、船はバルトロメ島(Isla Bartolomé)とイタバカ水道(Canal de Itabaca)の間の航路を航行していた。

統合安全サービス(Servicio Integrado de Seguridad ECU911:ECU911)によると、通報は15時50分に受け付けられた。

船長からの通報を受け、エクアドル海軍(Armada de Ecuador)は直ちに海上緊急対応プロトコルを発動。エクアドル軍(Fuerzas Armadas del Ecuador)やセイモア港湾局(Capitanía de Puerto Seymour)も連携して救助にあたった。

 

乗客16人と乗組員5人が迅速に避難

ガラパゴス国立公園(PNG)によると、船には16人の乗客と5人の乗組員が乗っていた。火災発生後、周辺を航行していた他の船の支援を受けて全員が避難し、けが人はいなかった。

救助はヨット「カミラ(Camila)」と「ウィンドア(Windore)」が実施し、乗客たちは港へ安全に到着した。

また、海上人命安全条約(International Convention for the Safety of Life at Sea:SOLAS)に基づき、近隣を航行する船舶に救助協力が要請され、緊急状態にある船の船長には直接指示が出された。

ガラパゴス国立公園(PNG)は公式X(旧Twitter)でも、21人全員の安全を確認したと報告した。

 

船は焼失し沈没の可能性、環境リスクを評価

火勢が強く観光船は救助できず、船体はその後沈み始めたとみられる。ガラパゴス諸島の海域への環境影響が懸念されている。

エクアドル海軍とガラパゴス国立公園(PNG)の職員は巡視船「センティネラ(Centinela)」で現場へ向かい、燃料やその他の汚染物質の流出の可能性を含めた環境リスクを評価している。現場ではセイモア港湾局が主導し、PNGの船「グアダルーペ(Guadalupe)」と連携して対応活動が行われている。

最初の対応として、燃料やその他の汚染物質の流出リスクを含めた環境被害の確認が検討されている。

 

世界有数の生物多様性を誇る海域

事故が発生したガラパゴス海洋保護区は、世界でも有数の生物多様性を誇る海洋保護区域である。

ガラパゴス諸島はエクアドル本土から約972キロ離れた太平洋上に位置し、1978年には国連教育科学文化機関(United Nations Educational, Scientific and Cultural Organization:UNESCO)により世界自然遺産に登録された。

#UNESCO #ガラパゴス諸島

 

参考資料:

1. Se incendia embarcación turística en Galápagos sin dejar víctimas
2. Rescatan a 21 personas con vida de una embarcación que se incendió en las Islas Galápagos

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