エクアドル:持続可能な生産促進に向けアマゾン地域の団体に46万ドルを支給

環境・水・生態系移行省(Ministerio de Ambiente, Agua y Transición Ecológica:MAATE)、および農業・畜産省(Ministerio de Agricultura y Ganadería:MAG)は「森林保全と持続可能な生産プログラム(Programa de Conservación de Bosques y Producción Sostenible:PROAmazonia)」の枠組みにおいて、どうしたら森林減少や森林劣化を少なく食物の栽培や家畜の生産を行えるのかという提案を募った。持続可能な生産システムへの移行にあたり知識、投入資材、技術、その他のサービスへのアクセスを促進することを目的とする。

対象地域はフランシスコ・デ・オレジャナ(Francisco de Orellana)、シュシュフィンディ(Shushufindi)、モロナ(Morona)、タイシャ(Taisha)、ナンガリツァ(Nangaritza)である。国連開発計画(UNDP)の支援を受け行われた「アマゾンのコーヒー、カカオ、アブラヤシ、家畜の生産者に対する償還不要の融資(Financiamiento no reembolsable para productores amazónicos de café, cacao, palma aceitera y ganadería)」は、スクンビオスとオレジャナの4団体と1コミュニティに対して行われると、政府は2月24日に発表した。

 

具体的にはエクアドル・アマゾン・ワオラニ女性協会(Asociación de mujeres Waorani de la Amazonía ecuatoriana:AMWAE)、シュシュフィンディのカカオとコーヒーの農業生産協会(Asociación de Producción Agrícola de Cacao y Café de Shushufindi:APROCASH)、4月11日牧場主協会(ASOCIACION DE GANADEROS 11 DE ABRIL)、シュシュフィンディとオレラナにあるシュアル・ヤマヌンカ共同体(Comuna Shuar Yamanunka)に所属する936人が合計46万ドルの資金を受け取る。なお提案自体は各州の生産関連団体や組織から提出されており、その数は21に及んだ。プロジェクトはメンバーの効果的な参加とインクルージョンが実現されているか、若者(18歳から30歳までの人々)や女性、先住民族、ナショナリティーを持つ人々を積極的に組み込んでいるかなど、PROAmazoniaが推進するジェンダー、公平、機会均等のアプローチ、さらに環境セーフガードの適用、技術的実現可能性など多角的に評価された。同様に一次生産のみならず加工や商業化など統合的なビジョンを持つプロジェクトが優遇された。受賞団体の選出は環境・水・生態系遷移省環境・水・生態系移行省、農業・畜産省、国連開発計画の代表で構成される選考委員会が行なった。

気候変動担当次官カリナ・バレラ(Karina Barrera)は、「これらの資金は、領土に真の変革をもたらすプロジェクトに使われるだろう」と述べた。カカオとコーヒーの農業生産協会の法務担当者であるクリストバル・セリ(Cristóbal Celi)は、「小さなワーキンググループに焦点を当てた技術チームの存在が、その発展を達成するための基本である」と指摘している。選ばれたプロジェクトは、持続可能な生産システムへの移行を支援するためのトレーニング、投入資材、技術、その他のサービスを利用することができる。政府はより効率的な土壌管理とより高い生産品質を保証する生産チェーンの開発を支援し、輸出を視野に入れた国内市場に持続可能なアマゾン製品を投入し、エクアドルの家族の所得向上と生活の質の向上を目指していると語っている。

 

エクアドルのカカオの話はこちらから。

 

参考資料:

1. Disponibles para los cantones de Francisco de Orellana, Shushufindi, Morona, Taisha y Nangaritza
2. Organizaciones amazónicas reciben 460 mil dólares para fortalecer la producción sostenible

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