東京:現地に行けないならばとゴルメ・サブズィー(阿佐ヶ谷)

こんなにも長い間、海外へ渡航をしたことが正直ない。と、何度も繰り返しいうようだが、事実である。2020年の元旦をエジプトで過ごして以来、はや15ヶ月が経とうとしている。

私と言えば記事的に見てもラテンアメリカというイメージを持たれることが多いがそれは正しくない。学生時代の一部は北米で生活していたし、アジアへの渡航も多かった。アフリカ大陸だって行ってるし、もちろん中東諸国だって行っている。さらに言えば、イスラームの文化には昔から関心がありペルシャ文化を背景とした友人にも恵まれた。

本日は所用で阿佐ヶ谷へ行く機会に恵まれた。 阿佐谷・・・。疑いようもなく大好きな町である。気取る必要もない。

 

阿佐谷といえば、お薦めしないわけにはいかない料理屋がある。 その名もJameJam。シェフ「モーセンさん」が2007年にオープンしたペルシアレストランだ。イラン・テヘランの料理専門学校ホテル・シェフコースを卒業した彼はいろいろなレストランで経験を積んできた。彼の料理に間違いなどなく何を食べても満足である。ホスピタリティにも富み、「何度でも来たい」と思わせる店である。

イランの暦に合わせたイベントなども開催していて、腹を満たすだけでなく、脳にも栄養を与えてくれるところが嬉しいポイントである。近々で言えば、新春の訪れを告げる日ノウルーズ を祝うための食事会が3月20日に開催される予定だ(要予約)。

 

ちょっと宣伝じみてしまったが、今日はゴルメ・サブズィー(Ghormeh Sabzi/قورمه سبزي)を食すこととした。Ghormehは”煮込み”、Sabziは”緑”を表す言葉だが、要はラムと金時豆を香草を用いて煮込んだシチューのことを言う。そのレシピは土地土地で異なるようだが、500年から1000年以上もの長い歴史をもついわゆる代表的なイラン家庭料理だ。ディルやミントなどのハーブが食欲をそそり、イランでの美しくも楽しかった日々を思い出を喚起させてくれるそんな一品である。イラン定番ザクロジュースやビール「エフェス」も忘れてはいけない。

 

残念ながらイランにはまだCOVID-19の影響でまだ行けない。しかしこのように東京に居ながらにしてイランを感じることは可能だ。イランに行ったことがある人も、ない人も、悶々としているくらいなら一度訪れてみてはいかがだろうか。 いつもと違った日常を送ることができる。なお感染症対策はバッチリとされているが、Uberを通じ家でその味を楽しむこともできる。 今後はネット通販も徐々に始まっているから、より多くの人にその満足の料理を楽しんでもらうことができるようになった。モーセンさん自身は日本語も流暢であり、イランについていろいろ教えてくれる。

 

Jame Jam(阿佐ヶ谷)

 住所
  東京都杉並区 阿佐谷南2丁目20−7(2-20-7, Asagaya minami, Suginami-ku, Tokyo)
 電話
  (03) 3311-3223
 価格帯
  
 営業時間
  月~土曜日 17:00~22:30(L.O.21:30)
  火~土曜日 11:30~14:30(L.O.14:00)このお店の詳細は、ホームページか、食べログから。

 

イランを目から感じたい方はバーチャルツアー、東京で食べられる各国の料理情報は「東京で世界飯」から。

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