メキシコ:サパティスタは3月13日世界平和に向けた連隊を訴える

(Photo by Dal_air

3月9日に開催された第6回サパティスタ委員会にて、サパティスタ民族解放軍(Ejército Zapatista de Liberación Nacional、EZLN)は平和のため2022年3月13日(日)に動員をすることを決定した。また、世界中の同志にも13日からの連帯を呼びかけている。

サパティスタの声明によるとSLUMIL K’AJXEMK’OP(従順ではない土地)の民との合意により、現在地球の様々な場所で進行しているすべての資本主義戦争に反対し、戦争の停止と民族などの独立性と自治を維持を要求するための世界キャンペーンを実施する。

戦争はウクライナのみで起きているのではなく、パレスチナ、クルディスタン、シリア、マプチェなどを標的とし、さまざまな土地で起きている。そこでは「多くのリバタリアンのプロセスが攻撃され、迫害され、暗殺され、沈黙され、歪曲されている」と彼らは語る。

1994年1月1日、EZLNはチアパス州南東部のいくつかの町で武装した。「NAFTA(北米自由貿易協定)は貧しいチアパスの農民にとって死刑宣告に等しい」として反対したことに端を発する。NAFTAによって貿易関税がなくなれば、アメリカ合衆国産の競争力の強いトウモロコシが流れ込み、メキシコ農業の崩壊や、農民のさらなる窮乏化が予測されたからである。サパティスタとしてラカンドンなどで放棄したのはチアパスの貧しい先住民族であるマヤ人のツォツィル族やツェルタル族の農民たちだった。ラカンドンにおいては木材や石油、ウランなどの抽出がもくろまれており、そこに住む先住民たちを一掃するための大規模な排除計画も進みつつあった。それらの新自由主義がもたらす構造的な搾取や差別に対して闘うことを目的とし、サパティスタは武装蜂起した。

3月13日に予定している動員も世界で政治体制がゆえの攻撃、戦争に反対するための行動であり、彼らが常に言及してきた主張を世界中の人々と共有し、連帯を求めるものである。武器を手に取るのではなく、その土地土地にあった方法、例えばコンサート、イベント集会、芸術などを用いてグローバルなキャンペーンを行おうと彼らは提案している。

2022年3月13日の日曜日に、    サパティスタたちはサンクリストバル・デ・ラス・カサス(San Cristóbal de las Casas)、ヤハロン(Yajalón)、パレンケ(Palenque)、オコシンゴ(Ocosingo)、ラス・マルガリータ(Las Margaritas)、アルタミラノ(Altamirano)などの自治体の首都や道端のコミュニティで、数千人のデモを行う予定だと言う。

 

彼らは声高に戦争反対を繰り返す。
¡Contra todas las guerras: todas las artes, todas las resistencias, todas las rebeldías!

 

参考資料:

1. Zapatistas se manifestarán en contra de “guerras capitalistas” en México
2. COMISIÓN SEXTA ZAPATISTA

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