エクアドル:米国とエクアドル覚書署名、情報共有・訓練・技術支援のために

(Photo: Embajada de EE.UU.)

アメリカ合衆国とエクアドル共和国は2026年4月20日、キト(Quito)において、米国土安全保障省捜査局(Homeland Security Investigations:HSI)とエクアドル内務省(Ministerio del Interior del Ecuador)との間で覚書(Memorandum of Understanding:MOU)を締結した。

在エクアドル米国大使館の報道官によれば、この文書への署名は、両政府間の安全保障分野における国際協力を具体化するものである。本覚書は、情報共有、技術支援、警察への教育・訓練を通じて協力関係を強化し、越境犯罪対策に資する各種手段およびツールを拡充することを目的とするものである。

具体的には、犯罪情報およびインテリジェンス共有のための法的枠組みを構築し、共同捜査活動を正式化する。また、組織犯罪に関連する越境犯罪、児童性的虐待、資金洗浄(マネーロンダリング)、移民密輸を対象とする。

さらに本覚書は、移民次官局(Subsecretaría de Migración)と連携し、空港や国境事務所において、生体認証技術を活用して危険性の兆候を有する人物、テロ関連の警戒対象者、国際逃亡犯、性犯罪者を早期に検知する取り組みを可能にするものである。

覚書署名のための式典には、在エクアドル米国大使館・総領事館の臨時代理大使(Chargé d’Affaires a.i.)ローレンス・ペトローニ(Lawrence Petroni)、エクアドル外相ガブリエラ・ゾンマフェルト(Gabriela Sommerfeld)、内務大臣ジョン・ラインベルグ(John Reimberg)、エクアドル国家警察(Policía Nacional del Ecuador)長官パブロ・ダビラ(Pablo Dávila)が出席した。

また、エクアドル駐在の米国国土安全保障省捜査局のアタッシェであるエクトル・キンタナ(Héctor Quintana)は、自らの機関の取り組みについて、犯罪者の逮捕にとどまらず、被害者の救出、犯罪組織の解体、司法への引き渡しに重点を置いていると強調した。

ローレンス・ペトローニは本合意について、「我々の国々の確固たるコミットメントを示すものである」と述べ、「国境の保護、被害者の救出、犯罪者の逮捕、地域の防衛のため、引き続き連携して取り組んでいく」とした。また、「本合意は我々の国々の揺るぎないコミットメントを反映するものである。我々は結束して、国境の保護、被害者の救出、犯罪者の逮捕、地域の防衛のために取り組んでいく」と述べた。

さらにペトローニは、「アメリカ合衆国とエクアドル共和国は長期的な戦略的パートナーである。我々のコミットメントは揺るぎなく、かつ継続的なものである」と強調した。

一方、ジョン・ラインベルグは、この二国間関係について、信頼、相互尊重、共有された利益に基づく国際協力が具体的な成果を生み出す明確な例であると述べた。

 

参考資料:

1. EE.UU. y Ecuador firmaron un memorando para intercambio de información, capacitación y apoyo técnico
2. Este es el acuerdo que Ecuador y EE.UU. firmaron para intercambiar inteligencia contra el crimen organizado

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