コロンビア:武装した男たちがカルタゴのホテル内で宿泊客3人を殺害

2025年7月10日、カルタゴ市(バジェ・デル・カウカ)の中心部にあるホテルで、3人が武器で殺害されるという悲惨な事件が発生した。

この悲劇的な事件は、カルタゴ市における治安の悪化を背景に発生した。人権擁護機関である「Defensoría del Pueblo」は、AT 021/22を通じて、同市での暗殺事件の増加に警告を発している。このような事件は『機会の要因(factor de oportunidad)』によるものであり、これまでのところ、主に都市部で発生している。さらにこの手の暗殺事件はカルタゴ市内のどこでも暗殺事件が発生する可能性があるが、特に犯罪組織や麻薬の販売・消費が行われている地区においてリスクが高いとしている。

この地域では、地元のギャング「ロス・フラコス(Los Flacos)」や「ラ・ヌエバ・ヘネラシオン(La Nueva Generación)」が活動していることが確認されており、治安の悪化をさらに深刻にしている。この地区の軍事管轄は、コロンビア陸軍の第3師団が担当している。

 

2025年7月10日の三重の殺人事件は、2025年に発生した37番目の虐殺である。Indepazの報告によると、コロンビア国内での暴力の継続的な深刻さを示す数字となっている。警察は事件の動機を解明し、犯人を特定するために捜査を進めている。カルタゴ市のコミュニティは、当局に対して治安強化と住民の平穏を守るための対策を強化するよう呼びかけている。

開発と平和のための研究所(INDEPAZ)によると、事件は2025年7月10日(木)の午前中、カルタゴ市の中心部にあるホテルで発生した。地元メディアによると、殺人事件は「ホテル・カサ・ブランカ(Hotel Casa Blanca)」で発生したと報じられている。ホテルはカルタゴ市のカレーラ5番地とカジェ10番および11番の間に位置している。

 

最初捜査によると、数人の武装した男たちがホテルに侵入し、2階に上がった後、宿泊していた3人に向かって銃を発砲した。被害者たちは重傷を負い、その場で命を落とした。リリアナ・ロドリゲス(Liliana Rodríguez)警察長官によると「武装した人物が数人現れ、火器で何度も攻撃した。最終的に、これらの人物はホテル内で命を落とした」と述べると共に、カルタゴで3人の宿泊客が殺害された後、警察が犯人を逮捕するための「封鎖作戦」を発動した。その後、犯人と警察との間で銃撃戦に発展し、その地域を通行していた2人が負傷した。負傷した2人の健康状態は不明だが、警察長官は両者が適切な医療を受けるために地域の病院に搬送されたと述べている。

カルタゴのホテル内で殺害された人物の身元や、木曜日の午前中に発生したこの犯罪の動機については明らかにされていない。事件後、警察は市民に対し、犯人を特定し、犯罪の背景を解明するための情報提供を呼びかけている。

#INDEPAZ 

 

参考資料:

1. Lo que se sabe sobre masacre al interior de hotel en Cartago: hombres armados asesinaron a tres huéspedes
2. ¡Iban por ellos: masacre 37! Tres sicarios mataron a bala a tres huéspedes de un hotel

No Comments

Leave a Comment

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

error: Content is protected !!