エクアドル:2023年不平等は拡大し、貧困層も拡大した

(Photo:Craig Bellamy/Frickr)

国立統計国勢調査研究所(INEC)の最新報告によると、 人口1800万人のうち490万人が、つまりエクアドル人100人中27人が貧困状態にある。エクアドルにおける貧困定義は1日3米ドル(基本給450米ドルのわずか20%)以下で生活している人を言う。一方、約190万人が1日1.6米ドル以下の貧困状態にある。これは同国人口の10.8%にあたる。

別の指標で見れば一人当たりの世帯収入が月89.29米ドル未満であれば所得貧困層、50.32米ドル未満であれば極貧層とみなされる。エクアドルにおいて貧困状態にいる人が多いのは適切に雇用されている人、すなわち週40時間働き、少なくとも基本給を得ている人が290万人にすぎないことと関係がある。

 

農村部における貧困はより深刻で100人中46人が貧困状態になっていた。昨年同月は100人中43人だった。また、極度の貧困率は22.6%である。カリフォルニア大学の研究者バイロン・ビジャシスは、「農村部の場合、社会経済状況の悪化が都市部よりも深刻で、家計が回復するのに時間がかかる」と説明する。

都市部における貧困率は18%になった。昨年は16.7%だった。都市部における貧困の変化は、売上の減少など短期的な影響を反映している可能性がある、とビジャシスは付け加える。

 

なお2022年12月には、極度の貧困は8.2%となっている。これを説明する理由のひとつに、クリスマスシーズンにおける消費がある。この時期経済がより大きく動くことから、企業が臨時雇用を創出することがある。

INECはまた、エクアドルにおける不平等がどれほどのものかを示している。それによると2023年6月のジニ指数は0.467であった。1に近いほど不平等、つまり貧富の差が大きいことを意味する。昨年の指標は0.45だった。

 

 

INECの発表と共に、昨年末に首都キトで取られたアンケート結果を以下の通り共有しておくこととする。

 

参考資料:

1. Quito Como Vamos
2. Vivir con menos de USD 3 al día, la realidad de 5 millones de ecuatorianos

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