メキシコがエクアドルのワクチン接種キャンペーンを支援のためにワクチン100万本を寄贈

メキシコは同国Birmex工場で作成されたAstraZeneca社製ワクチン100万回分をエクアドルに17日寄贈した。これでエクアドルはCovid-19ワクチン接種計画をさらに前進させることができるようになる。

本対応はラテンアメリカ・カリブ海諸国共同体(Comunidad de Estados Latinoamericanos y Caribeños:CELAC)の臨時議長国であるアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(Andrés Manuel López Obrador)大統領の指示によるもの。COVID-19パンデミックにおける地域間連携と連帯によるもの。

なお発送に際しは米国内および国際的に緊急医療支援と災害救援を提供する団体ダイレクト・リリーフ(Direct Relief)から寄贈された容器に入れられメキシコ空軍の飛行機で輸送された。

エクアドル共和国のアルフレド・ボレロ・ベガ(Alfredo Borrero Vega)副大統領、ヒメナ・ガルソン・ビジャルバ(Ximena Garzón Villalba)公衆衛生大臣、ルイス・バジャス・バルディヴィエルソ(Luis Vayas Valdivieso)人間移動担当副大臣がワクチンの受け入れとともに、それを運んでくれた一行を出迎えた。一方のメキシコ旅団は、外務省のエフライン・グアダラマ(Efraín Guadarrama)アメリカ地域機関・機構局長、ラケル・セルル・スメケ(Raquel Serur Smeke)在エクアドルメキシコ大使、外務省のマルガリータ・アルカンタラ(Margarita Alcántara)多国間事務・人権担当次官代理、フアン・カルロス・オルグン(Juan Carlos Holguín)外務特命大使で構成されていた。

メキシコはまた、この健康上の緊急事態の間接的影響を軽減するため、理学療法機器、子ども用ポリオワクチン9万5000本、国家危機管理サービスに5万ドルもまた寄贈している。

エクアドル政府の目標は、今年末までに人口の85%にワクチンを接種し、集団免疫を獲得すること。現時点においては75.43%の国民が接種を完了し、755,390回のブースター摂取が行われている。

なお、エクアドルにおいては2021年11月の1日に300名程度の新規陽性者数からその数を倍に増やしている。ワクチン接種が進み重症者数が抑えられてはいるものの、脆弱な医療制度等を考えれば、5月のにの前にならないよう継続したパンデミック対策が求められる。

 

なお、ダイレクト・リリーフでは有事における募金を求めている。詳細はこちらを参照のこと。ともに世界の人々と連携することが可能だ。

 

参考資料:

1. Mexico donates 1 million Covid-19 vaccines to Ecuador
2. Mexico helps Ecuador move forward with Covid-19 vaccination campaign
3. Direct Relief Ranked 5th Largest Charity in the U.S. by Forbes
4. COVID-19 Relief

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