メキシコ:コンビニエンスストアチェーン「OXXO」の力

メキシコに行けば一度はお世話になるだろうコンビニエンスストアチェーンのオクソ(OXXO)。日本でセブンイレブンがそばにないと不安だが、メキシコにおいてはOXXOの存在が極めて大きい。それはなぜか。以下に私が考えるOXXOの魅力について記していくこととする。

 

1. クレジットカードが使える

どんな場所にあるOXXOでもクレジットカードが使える。私はもともと現金を持ち合わせていないことが多いのだが(故に何度失敗したことか)、OXXOは必ず助けてくれる。水一本買うのでも、ビールでも、なんでもだ。

 

2. SIMカードの販売と、携帯電話へのチャージサービスの提供

好きなキャリアのものがあるかは置いておいても、何はともあれこれで現地SIMが手に入る。これで情報武装と困った時の電話が使えるようになる。

もちろんカード販売だけでなく、電話番号を伝えればチャージもできる(キャリア提供のパッケージも選べる)。もちろんクレジットカードで!

 

3. バスのチケットが買える

遠くのバスターミナルまで折角行っても長蛇の列、街にはディストリビューターも見つからない、バス会社のサイトからは日本のクレジットカードが使えない、乗りたいバスにタッチの差で乗り遅れる、そんなの日常茶飯事だ。計画性がなくは個人の問題としても、本当によくあることだ。

でもそんな人間をも救ってくれるのがOXXO。現在18202112月現在)ものバス会社の予約と支払いができるようになっている。これは頼もしい以上のなにものでもない。ちなみに扱っているのは下記の会社。

Primera Plus, Futura, ETN, Turistar, Senda, Transpaís, Estrella Roja del Sur, Chihuahuenses, Tufesa, Elite, Transportes del Pacífico, Parhikuni, Transportes Frontera, ACN, Transportes del Norte de Sonora

これを知らない人が多いが是非確認してみてほしい。時間の節約になること間違いなしだ。なおOXXOで受け取ったものがバスのチケットとなる。

ちなみにメトロのカードにもチャージ出来る。

 

4. 特定ビールが安い

なんの気無しに買うだろうビールにソル(SOL)があるだろう。これらは日本でも容易にできるいわゆるメジャーブランドだ。世界最大のフランチャイズボトラーであるCoca-Cola FEMSA(Fomento Económico Mexicano S.A.B. de C.V.)グループのクアウテモック・モクテスマ・ビール(Cervecería Cuauhtémoc Moctezuma)によって製造されているものだが、OXXOでは安価に購入できる。それはOXXOの成り立ちを見ていくとよくわかる。

OXXOは元来コンビニエンスストアではなくFEMSAのアンテナショップ、もしくは卸を介さず商品を販売するためのチャネルとして開発された。1978年に最初の店舗がモンテレイ(Monterrey)でオープンするが、その時も「ビール販売」が目的であることから、併売されていたのはつまみと葉巻のみという状態だった。

店舗が成功を収め出すと顧客ニーズに合わせ取扱商品が多角化、「日々の生活に役立つ、実用的で幅広い商品とサービスを提供すること」に専念していると、彼らも語っている。ちなみにビジョンは「中南米で最も店舗数の多いコンビニエンスストアであり続けること」であり、事実メキシコだけでも20,000店舗以上(2020年)を構える。なお取扱メーカーも当初はFEMSAやコカコーラなど自らのグループ企業に関するもののみであったが、Pepsiを含め他のブランドも扱っている。

また、2021年Coca-Cola FEMSAは、Coca-Cola Andinaと共同でブラジルのブランドTherezópolisを買収している。これが意味するところはクラフトビール事業へのFEMSAの参入だ。OXXOでクラフトビールが飲めるようになるかの発表はない。脱線ついでにSAP社における同社のサプライチェーン改革事例がYouTubeにアップされていた。

 

2014年になるとオクソ・スーパー(OXXO Super)という名でスーパーマーケット市場に参入。ベーカリー、八百屋、肉屋などの新しい分野にも挑戦している。ただし現在はまだパイロット店を展開しているレベルで全国展開には至っていない。

 

5. クーポンを使うともっとお得

OXXOはクーポンも発行している。GoogleやFacebookと連携すれば土地にあったクーポンが利用できる。詳細はこちら

 

少々脱線したがその魅力について続けていこう。なお一部は旅行者にはあまり関係ないかもしれないが参考までに。

5. オンラインショッピングにおけるコンビニ支払い

日本発行のクレジットカードが故に、メキシコのオンラインショッピングで使えなかった場合のことも考えてみよう。せっかく欲しい商品が見つかったのに、払えない。もどかしいこと間違いなしである。ここでも助けてくれるのがOXXOである。

もともとメキシコにおいては銀行口座やクレジットカードを持っていない人が多いという背景がある。そのような人でもECなどのサービスを使えるようにと開発されたのがこのOXXO払い。(もちろん対応していないECサイトもあるだろう。)

OXXO払いを選択するとバーコードが送られてくる。それをもってOXXOに行けば代金支払いの代行をOXXOがしてくれる。

 

6. Amazonで買った商品の受け取りができる(一部店舗)

ECを通じて購入した商品はもちろんホテルや家に届けてもらうことができる。でももしまだホテルを予約していなかったり、ホテルと交渉ができない人の場合はどうか。それを考えるととても有益なサービスであると思う。日本でもコンビニ受け取りが当たり前になってきてはいるが、ここメキシコでも徐々に始まっている。

 

7. 国内外への送金ができる

 

追伸: 大切なことを言っておくが私はOXXOの社員ではない。

 

参考資料:

1. QUIENES SOMOS(OXXO
2. Coca-Cola FEMSA entra a las cervezas artesanales: compra la brasileña Therezópolis

 

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