ラテンアメリカは環境保護活動家にとって世界で最も危険な地域

環境保護活動家にとって世界で最も危険な国であるコロンビアにおいて、その攻撃の3分の1が先住民やアフロデサントを標的にしたものであったことがこの度発表された。そのうちのほぼ半分は、小規模農業に従事する人々に対するものだった。

2020年は環境活動家にとって最も最悪な年となった、そう語るのは英国のNGO、グローバル・ウィットネスだ。報告書「Last Line of Defence」は、気候変動への深刻な影響だけでなく、止まることを知らない富への欲望が無責任な資源開発や、それに関する暴力の拡大を引き起こし、結果ラテンアメリカを地球環境を守ろうとする人間にとって最も危険な場所にしたとしている。同NGOは2012年以降、土地や環境を守る人たちの殺害に関するデータを収集していて、気候危機の深刻化とその人々に対する暴力の増加に相関関係があるとしている。

標的になっているのは環境保護団体のリーダーだけではなく、自らの環境や土地を守ろうとする村人たちも攻撃の対象となっていて、世界で環境問題を理由に殺される人の4人に3人がラテンアメリカ人との統計も出ている。この地域では、前年の219人に対し、2020年には合計227人が殺された。

世界的に見ても、最も危険な国のトップは、コロンビアで65人が殺害され、メキシコでは30人、フィリピンでは29人が命を奪われている。またその暴力は殺害のみならず、恣意的な逮捕、脅迫、嫌がらせ、中傷キャンペーン、性的暴力、ハラスメント、根拠のない訴訟など多岐にわたる。

メキシコにおいては本件に関する暴力や殺人が増加している一方で、約95%の犯罪が処罰されていない。
2021年のメキシコの状況についてはこちらも参照のこと。

 

参考資料:

1. La región más peligrosa del mundo para defender el medioambiente
2. Última línea de defensa

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