2021 米移民センターで最も収容人数が多かったのはエクアドル人である

過去12ヶ月において米国国境警備隊(CBP)によって記録されたもののうち47,000人がエクアドル人であることがこのたびわかった。メキシコと米国の国境間に設置された移民センターには総計19万3千件が登録されている。

過去の記録を見てみると、エクアドルからの出国者は毎年5番目の多さだったが、2021年4月にはその数が急増しついに最も多くなっていた。

ルイス・バヤス副大臣は、ツーソン、エルパソ、モンテレイ、メキシコシティの各都市を視察し、国境の町で救助・拘留されたエクアドル人たちを見て回った。10月28日の記者会見では彼らが毎日の食事を摂取していること、センターから出ることが禁止されていること、支援便での帰還プロセスを開始するための面接を受けていることを報告している。

国境越えについてはさまざまな問題が露呈している。違法であることはもちろんのこと、その土地では人が消え、死亡事件も起きている。2021年は29件の失踪が報告されていて、このうち17人はいまだ見つかっていない。2019年以降の行方不明者も16人におり、未だ状況がわからない。また2019年から現在までに68名の死亡が確認されており、その数は今年だけでも35名となっている。今年3月31日深夜には痛ましい事件も起きている。それはコヨーテロス(密輸業者)が米国側国境の14フィート(4.26メートル)の壁から3歳と5歳のエクアドル人少女2名を投げ落としている。

エクアドルから脱出しようとしている人間の約70%は南部地域出身者だ。エクアドル政府省によると、2017年には39,956人がメキシコに渡航し、2021年1月から7月の間には88,696人が渡航した。一方勾留されていた子どもたちの413人はすでに米国からエクアドルへの支援便で帰国している。

なお今年8月15日より、メキシコに渡るすべてのエクアドル人は、帰りの航空券、宿泊費の支払い証明、十分な経済力があることなどを提示しなければならないという規則になっている。問題なのは、米国やメキシコから戻された後、再度国境越えをチャレンジしたいと考える人もいることによる。なお、拘束された違法移民たちは平均して2~3週間刑務所で過ごした後、強制送還される。なお米国政府は、強制送還を待つ移民をホテルに収容する契約を8,690万ドルで締結してた。

なお、違法で国境を超えるものたちの100%が合法的に空路で中米に渡り、その後秘密のルートを通り米国に渡ろうとする。それらのサービスを依頼する人々は12,500~15,000米ドルを支払う。それらのサービスはインターネット広告やソーシャルネットワークを通じ旅行プラン「渡米はティファナ経由で」などと宣伝されている。また中古品販売のポータルサイトでフアレス経由のルートを宣伝しているなどといったこともあるようだ。

 

参考資料:

1. Ecuador ocupó el primer lugar con detenidos en centros migratorios de EE.UU.
2. Migrantes ecuatorianos pasan un calvario en las cárceles de Estados Unidos
3. 850 ecuatorianos que tomaron rutas clandestinas a EE.UU. fueron interceptados en la frontera y expulsados en este 2021

 

エクアドル人による違法移民とそれを取り巻くリスクや金についてはこちらも参照のこと。

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