漫画 “MAFALDA” って知ってる?

マファルダ(Mafalda)を勉強する機会に出会えたこともあり、調べたこと、記事を通じて知ったことを書き残していくこととしよう。なお、勉強は継続していることもあり、これからも得た知識は別の記事として書いていくかもしれないし、途中で意見が変わったり、解釈が変わることがあるかもしれない。その点はご了承いただきたい。

スペイン語の教科書にも頻繁に登場する漫画、それがマファルダとの出会いだった。おかっぱ頭で二頭身の女の子は、ドラえもんやちびまる子ちゃん、さらにはチコちゃんの合わせ技のような気もして、当初より親近感を持っていた。

1964年、マファルダは週刊誌プリメラ・プラナ(Primera Plana)で初めて人の目に触れることとなる。1960年代から70年代、彼女が生きていた世界は冷戦、ベトナム戦争、キューバ危機、軍事独裁政権の台頭などさまざまなイシューで世界は脅かされていた。そしてそこは大人でも説明できないような矛盾で満ちた世界でもあった。

 

マファルダの作者ホアキン・サルバドール・ラバド(Joaquín Salvador Lavado、通称Quino)は人にはダメだと言うのに、自身は犯す大人の罪について問う。

A uno. De chico le enseñan una cantidad de cosas que no deben hacerse “porqué está mal” pero resulta que uno abre los diarios y se encuentra con que los adultos pertenecen todas estas cosas prohibidas a través de masacre, guerras, etc.

Ahí se produce el conflicto. ¿Por qué los adultos no hacen lo que dicen?

 

そんな怒涛の時代を生きたマファルダは抵抗と革命の精神で、そして自分なりの物差しで政治、経済、社会における事象を捉えていく。それは子どもが理解できるはるか外側の世界で起きていることではあり、一方で確かに彼女も(彼女がそれに従おうとしているかどうかは置いておいて)またそのような世界の一員として組み込まれていた。

飾ることないマファルダの率直な言葉は、時に的確で、残酷で、突拍子もなく、「あー言えば、こう言う」し、彼女の両親を心底困らせた。そんな日常の風景と、皮肉混じりの(彼女は意識していないだろうが)オチは常に読者をニヤッとさせた。

この漫画を読み解くのは難しい。たった4コマからQuinoのメッセージを受け取らねばならないと言う緊張感と難しさがそこにはある。ぼうっとしていれば気づかないし、知識を持っていなければわからない。だからと言って、人を寄せ付けないよなものでもなく、ついついページをめくってしまう。

 

Quinoは連載が終わった1973年の後も社会課題の発生とともに、我々に問題を提起した。
2020年もそう。COVID-19の注意喚起を目的にマファルダは傷んだ世界を心配していたのだった。

 

マファルダの漫画は30言語以上に翻訳されスペイン語の本で、最も多く他言語に翻訳された作品の一つだという。彼女の登場から50年後の2014年、コミュニケーションおよびヒューマニズム部門(Premio Príncipe de Asturias de Comunicación y Humanidades)でスペインのアストゥリアス皇太子賞も受賞した。

そんなQuinoも2020年9月30日、アルゼンチンのメンドーサで亡くなった。88歳だった。
マファルダを通じてQuinoが伝えたかったメッセージ、それは色褪せることはない。そしてそれ疑いようもなく世界中に引き継がれていくことだろう。

https://twitter.com/miguelrep/status/1311313560220426242

 

マファルダについて知りたい人は下記動画も参照を。

 

Continuará: Quino y Mafalda (capítulo completo) – Canal Encuentro

 

参考資料:

1. COMO NACIO Y MURIO MAFALDA
2. Análisis Lingüístico Interaccional de la Representación de la Mujer en 40 Historietas Mafalda
3. La representación de la educación en Mafalda
4. Mafalda y el mundo

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