レシピ:大満足のフォッカッチャ(イタリア)

お腹がすいた、と思っても手が離せないず手料理する時間を取れなかったり、買い物に行けない時もある。そんな時にフォッカチオは便利である。生地さえ作っておいて、オリーブ、玉ねぎ、新鮮なハーブをトッピング、チーズやお肉をのせささえすれば、あっという間に一品の満足惣菜パンとなるだろう。もちろんシンプルにオリーブオイルとともに食べるでも良いだろう。

フォカッチャはもう十分日本でも知名度を得ているパンの一種であるが、いわゆるイタリアの伝統料理と言えるだろう。紀元前200年頃には既に作られていたことはわかっているものの、その起源は不明で、ジェノバ人がミサの最中にこのパンを食べていたことや、リグーリア地方を占領していた海賊たちの間で取引されていたことくらいしかわかっていない。ピザと同じ材料を使いながらも全く違うものと言えるだろう。なおイタリア北部生まれといわれるこの食べ物は通常オレガノ、タイム、ローズマリーなどがトッピングされている。なお、日本で見かけるフォッカッチャの形状は円形だが、現地では長方形をしている。美味しいフォッカッチャは生地がしっかり膨らんで中はスポンジ状、外はカリッとしているもの。是非自分好みのフォッカチャを見つけて欲しい。

クリンフィルムで覆う際には、空気が入る隙間がないようにします。
オーブンに入れるときは、焦げ付かないようにアルミホイルで覆う。
生地に火が通ったらオリーブオイルをかけますが、決して食べる前にはかけません。また、常に温かい状態で提供してください。

 

大きさ
20cmくらいのもの1枚

 調理時間
60 min +

 材料
生地:
生イースト、もしくはドライイースト 8g
水 120cc
オリーブオイル 大さじ1
塩 ひとつまみ
蜂蜜または砂糖 小さじ1
強力粉や薄力粉 250g(混ぜて使ってもいいし、片方でも良い。)

表面用:
オリーブオイル 大さじ1
潰したニンニク 1片 ※
バジルやパセリなどのフレッシュハーブ(みじん切り) 大さじ1 ※
ブラックペッパー 少々 ※
レモン汁 小さじ1 ※
玉ねぎ 1/2個千切り、または輪切り ※
岩塩 小さじ1/2
 ※はオプション

 調理方法
1. イーストをぬるま湯で溶かす。
2. オリーブオイル、塩、ハチミツを混ぜる。小麦粉を徐々に加え、生地がゆるくならないようにこねる。ラップをして30分ほど寝かせる。この時点で生地が2倍くらいの大きさになっていれば良い。足りなかったら発酵時間を追加する。(1次発酵)
3. 膨らんだ生地を軽く押してガス抜きをする。表面をのばして下に包み込むようにしてまとめ、まとめた部分をつまんでまたとじる。
4. オリーブオイルを塗った天板、縁付きの大きな耐熱皿、またはクッキングシートに生地を流し込み、広げる。布やラップなどで覆って、さらに30分ほど寝かせる。(ベンチタイム)
5. 1.5㎝厚さにのばしクッキングシートとともに天板に移す。
6. 生地に密着するようにラップをかけて、室内の暖かい場所(約30℃)に30分~1時間おく。(2次発酵)
7. オーブンを250℃に予熱する。オニオンと塩以外の表面用材料を混ぜる。 生地にくぼみをつけ、混ぜ合わせたオリーブオイルをパンに塗る。その上にタマネギを散らし、岩塩をふる。
8. パンがキツネ色になるまで約10~15分焼く。焼き上がったらすぐにオリーブオイルを塗って、パンにしっかりとコーティングする。少し冷ましてから適当な大きさに切り出来上がり。温かいうちに食べるのが美味しさのヒント。

 

 TIPS 
生地は冷凍しておけるから便利だ。冷凍する場合は1次発酵後カードなどを使って丁寧に生地を分けておく。その後ラップなどでくるみ冷凍庫へ。乾燥が心配な場合はオリーブオイルをまぶしておくと良い。
解凍時は室温やオーブンの発酵機能を用いて30〜50分ほど、または冷蔵庫に数時間置く。ラップの上から押してみて、芯がなくなっていれば解凍完了。
解凍後はクッキングシートに生地を整形して置き濡れ布巾をかけておく。2次発酵が完了したら手順7に進む。

 

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