6月6日、ペルー時間7時。ついにこの日が来た。大統領を決める大切な投票がまさに今始まったのだ。
今回の投票は今までとは全く異なる。それは他国同様パンデミックの影響もあるけれど、何よりも候補同士の考え方が全く異なるからだ。Perú Libreは左派で国民に対する富の再分配を説き、Fuerza Popularは右派で新自由主義の継続を主張。国の経済対策のみならず支持層も完全に真っ二つだ。ここに共産主義も嫌だし、フジモリスモも嫌だという人が加わる。これらの人はどちらを支援するかではなく、どちらに投票すれば「まだマシ」かという判断基準を持つ。
選挙は朝の7時から夜の19時までで、結果の第一報 “Flash Electoral” は19時にAmérica TV (Ipsos) をはじめ各種メディアで報じられる。ただしこの結果が2%から4%のバッファがある。
国の選挙管理委員Oficina Nacional de Procesos Electorales (ONPE)の長ピエロ・コルベット(Piero Corvetto)からの発表は当日23時30分(予定)に公式サイトを通じて行われる。
ただご存知の通り得票数の極限なる接近が想定され、その結果、最終の公式発表後に物言いがつき、再度数え直すことになる可能性もある。こちらでも紹介した通りDatumでの最終調査では両者の差は0.9ポイントでしかない。
今回勝者となるものはFrancisco Sagasti を引き継ぎ2021年7月28日から2016年7月28日までの5年間、大統領と言う大役を引き受けることとなる。有権者は2500万人。
このページからも最新の情報が見えるよういくつかのメディアとともにONPEによるTwitterタイムラインを流しておくようにする。
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