ペルー大統領選挙2021:候補者の品格とフェイクニュース

※6月13日追記

ペドロ・カスティージョ(Pedro Castillo)が勝利宣言を行ってから1日が経過したが、ケイコ・フジモリ陣営は選挙結果への異議申し立てを継続している。

6月9日にリマで開かれた記者会見で、ケイコ・フジモリ陣営は約50万票に疑義があるとして無効化を求めた。陣営によると、802か所の投票所で確認された不規則事例(irregularidad)に関連する約20万票に加え、国家選挙審査会(Jurado Nacional de Elecciones:JNE)が審査中の約1,200件の投票記録(acta)に含まれる約30万票が対象となる。

国家選挙審査会(JNE)は、こうした主張について現実性に乏しいとの見解を示しているものの、正式に提出された異議申し立てについては手続きに従い審査を進めるとしている。

また、国家選挙審査会(JNE)会長のルイス・サリナス・アレナス(Luis Salinas Arenas)は、選挙を巡る偽情報の拡散を控えるよう繰り返し呼びかけている。

 

国家選挙管理局(ONPE)は、選挙に関する偽情報の拡散が広がっているとして、有権者や関係者に対し、未確認情報の共有を控えるよう強く求めている。

 

なお、6月10日朝には国家選挙審査会(JNE)がX(旧Twitter)で、証拠のない選挙不正の主張を非難する見解を示した。

2016年のペルー大統領選挙では、ケイコ・フジモリとペドロ・パブロ・クチンスキ(Pedro Pablo Kuczynski)の間で決選投票が行われた。この選挙過程においても、開票結果をめぐる主張や解釈をめぐり、候補者間および支持層の間で対立が生じた。

選挙制度上、異議申立てや不服申し立ては認められており、国家選挙審査会(JNE)などの法定機関によって手続きが進められた。

一方で、選挙結果の受け止め方や主張の違いが政治的緊張を高める要因となり、選挙後の政治過程にも影響を及ぼす構図となった。

#ペルー大統領選挙2021

 

参考資料:

1. Victory in sight for Peru´s Castillo with 70,000 vote margin as fraud claims muddy water
2. Keiko Fujimori pide la nulidad de 200.000 votos por “irregularidades”

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