ペルー大統領選2021 : 初の左派協定とフェイクニュース撲滅への取り組み

選挙が近くなってくると色々な変化が起きる。

例えばそう、他の政党との協力体制の確立は決選投票を見据えると必須となる。Perú Libreはこの度Juntos por el Perú(以下JP)と政治協定を結ぶこととした。なお 第1回選挙ではベロニカ・メンドーサ(Verónika Fanny Mendoza)が立候補していた。JPにおける前回の得票率は7.865%であったものの、追い上げを見せるケイコ・フジモリに対抗するには必要となってくる票だ。また、同政党も左派的側面があることから通じるところも多かったのだろう。「変革の政府」確立と「国の発展」のための強力だという。

 

合意ポイントとしては大きく3つだ。保険衛生・汚職対策の観点では、国民に対する無料ワクチン保証、医療用酸素の提供、さらに医療提供体制の改善が本協定には記載されており、汚職対策は政治家層に蔓延る腐敗へ闘っていくこととしている。経済面では伝統的特権層にしか利益を齎さなかった社会モデルとそれを支えるための憲法の変更・修正し、国家の再建を約束している。

 

また、この共同声明内でカスティージョは「ペルー国民へのコミットメント」を示した。そこでは現在の法的枠組みの中で制憲議会を召集することとともに、自身が大統領に就任した場合2026年7月28日には辞職すること、さらには表現の自由と人権を尊重することを宣言している。

ペドロ・カスティージョを正式に支持したのはJPが初となる。一方のケイコは右派の政治グループや中間層からの支持を得ている。右左と言う位置付けにおいて言うとPerú Libreは極左、JPは中道左派である。

5月3日の報道ではAvanza Paísで大統領候補だった エルナンド・デ・ソト(Hernando de Soto)は5月1日のカハマルカのディベートを見てケイコに投票すると明言した。

 

両者の協業がうまくいくかについては、各専門家による分析も出てきている。

 

なお、選挙戦が進むにつれ、情報が錯綜したり、各種ニュースが出てくるのはご存知の通りだろう。そんな中、ケイコ・フジモリを支持し、嘘のニュースを流したとしてするソーシャルネットワークのアカウントがこの度摘発、閉鎖された。具体的にはFacebookでは86のアカウント、Instagramでは6のアカウントで、Fuerza Popularや広告会社であるアルファグラフ(Alfagraf)に関係するものがアカウント運営をしていたという。なお、Facebook社は先月も80に及ぶアカウント、12のページ、5つのグループ、3つのInstagramアカウントの利用を停止した。

これらのアカウントでは「共産主義に投票しない」こと、既存の経済モデルを擁護すること、カスティージョが大東力になればペルーが次のキューバまたはベネズエラになるとし、コストをかけて大規模に行われてきたキャンペーンの一環とされている。Facebook社は選挙前に行われる国民を聴衆としたこの手の広告は不正行為につながるとしている。

ちなみに選挙に先立ち各候補者や政党は選挙倫理協定に署名しており、そこでも偽のニュースや虚偽の情報を公表しないことを約束している。

 

参考資料:

1. Pedro Castillo se compromete a respetar la libertad de expresión y derechos humanos
2. 86 cuentas de Facebook y 6 de Instagram, asociadas al fujimorismo, fueron eliminadas por difundir “fake news”
3. Candidatos presidenciales de Perú se comprometerán a no publicar ‘fake news’ contra adversarios

2 Comments

  • miyachan 05/13/2021 at 02:34

    まずは平和裡に討論会が開催され、平和的にペルーの大統領選挙戦が続いているようで、安心する。平和な決選投票、政権移行を祈ってます。

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    • MARINA 05/17/2021 at 19:52

      私も全く同じことを願っております。

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