多頭崩壊からの受け入れ

4月30日。ゆったりとしたゴールデンウィークが送れるな、と思ったのは束の間。
ブリーダーによる多頭崩壊、手伝っているシェルターでも5頭受け入れることとなった。
今回はプードル、ダックスとプードルのミックスで約100頭のレスキュー対象だ。
現場は想像もできないほどの苦労だったと察するばかりである。

シェルターに来たのはおばけ調プードル2頭、ショロ犬かとさえ思うほどツルッツルの皮膚に毛がチョンチョンと生えた子1頭、大きいコブがお腹についた目の見えないダックス1頭、皮膚があれ赤毛のプードルらしき子1頭で翌朝の病院行きに先駆け、皆一夜かけてシャンプー、カットなどをしたと言う。

 

この子たちはどのようなことを考え過ごしていたのだろう。
どのような飼育環境にいたのだろうか。怖い思いはしてこなかっただろうか。ここで、元野犬たちにわんわん言われながら、幸せな時を過ごせるだろうか。そんな考えばかりが頭をよぎる。

いずれにしても、私たちが今できることは、彼女たちの健康の回復と心の傷を癒すこと、そして里親を探すことにあろう。

深夜のトリミングで大変身した子たちはこちらである。

 

 

ちなみに同タイミングで保護された子、保護されたその日に死んでしまった子もいるとのこと。怪我をしながらも無手当だったという。保健所での殺処分以外にも「流通過程」で死亡する動物は年間25,000頭以上。流通前のこれらの子たちも含めると・・・ゾッとする。

保護活動や少しでも活動に賛同いただける方はこちらから支援の検討を。

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