今日偶然(今考えれば運命による必然だったかも)立ち寄った保護犬シェルター。
ボランティア活動について店長と情報交換をしていたらトントン拍子で、ここで手伝わせてもらえることとなった。
特に今日は計画外でやってきたワンコたちがいるということで、人手が不足しているようだ。
お掃除、散歩だけでなく、さらにはグルーミングの手伝いをすることとなった。
今日は急遽保護団体に持ち込まれた犬3頭を相手とする。家族によるシェルターへの持ち込みだ。「いりません」って。
どんな過去があったのかは私にはわからない。
でも、生後3、4ヶ月のちびっこたちには何の罪もないことだけは確かであり、人間だったら、自分の子どもだったら、同じことをするのだろうかという思いが頭の中を旋回した。
遺棄されなかったことだけは不幸中の幸いだった。 その点だけは元飼い主さん家族に感謝である。
色々な思いが頭の中を駆け巡るが、一旦は目の前の小さな命に集中しよう。 大切そうに育てられていただろう形跡がこの子たちが着ている可愛らしい服からは伺えた。とは言え、さすがにお風呂は入った方が良さそうで、まずはスッポンポンになっていただいた。
いきなり知らない人に囲まれて、さらにお風呂にいれられちゃうなんて恐怖以外のなんでもないが、他の保護犬たちのことも考えると、そうもいかなかった。
シャンプー中、尻尾はきゅーーんと股の間のままだった。
ビクつきながらも我慢してお風呂に入った後は、ドライヤーの大きな音と暴風が襲いかかる。
尋常じゃないほど震え、かつびしょびしょな子を交互に抱え、落ち着いた間に柔らかい毛を乾かす私もまた大濡れだ。
タオルよりもむしろ私の服が彼女たちの水分を吸収したに違いなかった。
「ごめん、ごめん。 怖くないよ。 もうちょっとの我慢だよ。リラックスぅー。 」
と、両者に語りかけながらも、自分にも暗示をかけ緊張をほぐす。
保護されて1日目のワンコと、ここでのボランティア1日目の新米の私。
この2頭とのはじめての出会いは、そうお風呂からだった。
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