マダガスカル:旅の思い出はアロマとともに

マダガスカルは生物の多様性で知られる。アマゾンのジャングルもそうだが、このような国では植物や動物が生活と密着し、古来より伝統医療や民間療法が活発に取り入れられていることが多い。

生物学者のみならず、医療関係者も植物の持つ力に着目し、日々研究を続けている。一方、こんなにも発達した現代においても、ほんの一握り程度しか、その力に気付けていないというのも実情である。

さて、話が逸れてしまったので、話を戻そう。 マダガスカルの町を歩いていると、アロマオイルが必ずと行っていいほど薬局に置いてある。 マダガスカル固有の香りとともに、バオバブからできたクリームなど、興味惹かれずにはいられない。オーガニック製品を作るオメオファルマ(HOMEOPHARMA)社の製品はどこの町でも見かけるし、事実数百もの薬局で扱われるという。人々の生活に自然や香りが取り入れられている証拠であろう。

アロマオイルは軽くて、お手頃な価格なので、マダガスカル土産にはもってこいだった。何を買ったか、については別途紹介するとして、日本でもよく持ち歩いているバームを一旦紹介しておこうと思う。 バームだから手軽だし、ちょっと塗っただけでも効果抜群。一気にリフレッシュができる。 正直もう一個、買っておけばよかったと思う品である。

 

“BAUME KATRAFAY” (HOMEOPHARMA)

マダガスカル固有種カタフレイの香りを使ったバーム。カタフレイなんていう名前をマダガスカルに行くまで全く知らなかったが、お薬の木といっても過言でないほどに、多くの病気の治癒に使われているようだ。樹皮と葉はマラリア、発熱、筋肉疲労の治療に不可欠で、茎皮からの抽出物は、咳、頭痛、喘息、結核、リウマチ、肺炎などに使用され、下痢や喘息の治療にも、根皮の煎じ薬が摂取される。まさに万能薬である。 また、そのウッディーな香りは、まるで森林浴をしているような効果をもたらし、ちょっと心がざわついた時にも有効である。ポジティブさや集中力回復にもいいという。

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