エクアドル:NUMBEOの犯罪指数から読み解くグアヤキルの犯罪指数とその位置づけ

(Photo:Getty Images)

生活の質や生活費に関するデータベースを運営するヌンベオ(NUMBEO)が2025年版の国際犯罪指数ランキングを発表し、世界の都市における犯罪率の実態が改めて浮き彫りになった。対象は世界約400都市で、住民の安全に対する意識や実際の犯罪経験に基づいて順位付けされている。

ランキングのトップには、南アフリカのピーターマリッツバーグ(Pietermaritzburg)が立った。同都市は最多の犯罪認識を示し、2位には同国のプレトリア(Pretoria)、3位にはベネズエラのカラカス(Caracas)が続いた。これらの都市では、強盗や暴行などの犯罪が住民の不安材料となっており、安全確保への課題が浮上している。

エクアドル南部の主要都市グアヤキル(Guayaquil)も世界順位で15位にランクインしている。同都市は比較的高い犯罪リスクが認識されており、地域住民や旅行者にとって安全対策の重要性が改めて問われる形となった。

上位には南アフリカやラテンアメリカの都市が多くを占めており、地域ごとの治安格差が際立つ結果となった。一方で、これらのCrime Indexは住民の主観的な安全感に基づいた調査データであり、実際の公式統計と異なる場合もある。専門家は「犯罪率の高い都市ランキングは、安全情報と併せて参考にすることが重要だ」と指摘しており、国際都市間の比較に加え、地域特有の社会・経済状況を考慮した理解が求められている。

By NUMBEO

 

グアヤキルを詳細に分析したヌンベオのデータによると、過去3年間で犯罪が増加したと感じている人は87.34%に上る。また、暴行や武装強盗といった凶悪犯罪が問題だと答えた人は84.22%にのぼり、汚職や賄賂が問題だと指摘した人は89.78%に達している。

ヌンベオは、世界各都市の生活の質や生活費に関する情報を集める協働型データベースであり、利用者自身がアンケート形式で回答した結果を集計する仕組みとなっている。運営側はスパムなどの不正投稿を排除する仕組みも導入している。

犯罪指数は数値によって評価され、20〜40は低水準、40〜60は中程度、60〜80は高水準、80以上は非常に高いと分類される。グアヤキルの犯罪指数は74.39で、高水準に該当する。

実際、グアヤキルはティフアナ(Tijuana)、カリ(Cali)、リマ(Lima)といった都市よりも危険度が高いと評価されている。一方、エクアドルの首都キト(Quito)も49位にランクインしており、犯罪指数は63.47で高水準。さらに下位にはクエンカ(Cuenca)が194位で続く。

ランキングの最下位、すなわち犯罪率が最も低い都市群には、アラブ首長国連邦の5都市が並んでいる。これは、同指数において、これらの都市が世界で最も犯罪の少ない都市と評価されていることを意味する。

 

アメリカ大陸、カリブ諸国における指数は以下の通り:

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参考資料:

1. Guayaquil se ubica entre las 15 ciudades con mayor criminalidad del mundo, según índice internacional
2. Crime Index by City 2026

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