共和国大統領が「もし彼らが自分たちの領土から追い出すと言うなら、私たちは彼らを国中から追い出す」と文字どおり述べた時、それは先住民族、アフロ系、モントゥビオという先祖代々の民族で構成されるこの国に対する、最大級の人種差別であり無理解の表れである。
この発言は、多くの著名な論者や自らを知的で自由主義的、他者を尊重すると誇る人々、さらに憎悪や外国人嫌悪を批判するという人々の間で見過ごされたように思える。ゆえに、国軍や警察、そして一部の国会議員が先住民や農民の民衆抗議を象徴的に暴力で「裁く」かのような行動に出る意味が、いまだに理解されていないのだ。
本当に先住民をエクアドルから追い出すつもりなのか。拘束したすべての抗議者をどこへ強制送還するのか。(真似することが大好きな)米国のように収容センターを建設し、数千人の抗議者を送り出すための強制送還用飛行機を用意するつもりなのか。
ここ数日耳にし、目にした言説は、近年あからさまに、恥じることなく繰り返されてきたものである。アントニオ・リカウルテ(Antonio Ricaurte)は、かつてキトの市議会議員に選ばれた同僚たちを追い出すためにほうきを使うと言う。彼は「首都からほうきで追い出せ」「CONAIE(エクアドル先住民族連盟)の指導者たちにはほうきの棒で殴りつけろ」とさえ叫ぶ。下品な皮肉のつもりで言えば冗談のようにも聞こえるが、決して冗談ではない。
これは既に用意された台本めいたものであり、リカウルテのような愚か者がその役割を演じているに過ぎないかのようだ。まるでそれで地上の楽園が保証されるかのように振る舞う。しかし、この政権が終われば、彼がダニエル・ノボア(Daniel Noboa)の組織で役職すら与えられない可能性が高いことも明白である。
国会議員のナタリ・モリジョ(Nathalie Morillo)は、かつてギジェルモ・ラッソ(Guillermo Lasso)政権の政府省のコミュニケーターであり、マリア・パウラ・ロモ(María Paula Romo)の側近であった。彼女はConstruyeから当選し、現在は与党のADN所属であるが、先住民を「非理性的な集団」と呼ぶ勇気を持っている。
もし彼らが非理性的なのであれば、なぜモリジョ議員はその「非理性的な」先住民のコミュニティや地区へ赴いて票を尋ねるのか。答えは明白である。この政治システムにおいては、先住民族、アフロ系、モントゥビオの命は価値が低く見なされ、彼らはその票を得るためだけに利用されているに過ぎない。権利を主張したり、経済政策に反対して抗議したりするためには利用されないのである。
もちろん彼らは包摂や参加、貧困層への配慮を口にする。だがそれらはただのスローガンに過ぎない。今や従わなくなり、頭を下げず、すべてに「はい」と言わなくなった人々は、「テロリスト」と呼ばれるようになる。
同様のことが、別の形でジャーナリストにも起きている。メディア・マフィアの合唱団に加われば歓迎され、嘘を正当化したり注意をそらしたりするためにインタビューの機会が与えられる。しかし批判的な者は追放され、脅迫され、テロリストのレッテルを貼られる。
現状はこのようなものである。私たちは再び人種差別的な国として映し出されている。なぜなら、高官やメディアの御用者、インフルエンサーたちが、五百年以上ここに住み続けてきた人々を「エクアドルから追い出す」ことを平然と狙っているからである。ここに断言する。
No Comments