2024年4月、Amazon Prime Videoを通じEmporium Productions(エンポリアム・プロダクションズ)が制作したドキュメンタリー作品『オペレーション・ホープ:アマゾンで失われた子どもたち(Operation Hope: The Children Lost In The Amazon)』が2025年4月26日より世界同時配信される。
本作品は、2023年5月1日に発生した実際の事件を描いている。小型飛行機がアマゾン奥地に墜落し、乗っていた4人の子どもたちが奇跡的に生存した。事故後、彼らは40日間にわたりジャングルで孤立しながらも生き延び、同年6月9日に救出された。
このドキュメンタリーでは、軍と先住民族による史上初の共同捜索作戦「オペレーション・ホープ(Operation Hope)」の全容が明らかにされ、捜索に関わった当事者や子どもたちの家族による証言が収録されている。
本作は、『Inside the World’s Toughest Prisons(世界最悪の刑務所)』シリーズを手がけたEmporium Productionsが制作し、監督はトム・クロス(Tom Cross)が務めた。脚本・エグゼクティブ・プロデューサーはエマ・リード(Emma Read)とドラン・キャネル(Dollan Cannell)で、ショーランナーにはキャネル、プロデューサーにはオリバー・シュミーグ(Oliver Schmieg)、製作総指揮にはキャシー・ヘイル(Kathy Hale)が名を連ねている。
本作品は、Amazon MGM Studiosのカロリーナ・アントヌッチ(Carolina Antonucci)上級クリエイティブ・エグゼクティブ、およびラクシュミ・ロレンゾ(Laxmi Lorenzo)コンテンツ・アクイジション部門上級担当者によりPrime Video用に発注されたものである。
作中には、以下の実在人物たちが登場し、証言を行っている:
-
ペドロ・サンチェス准将(Brigadier Pedro Sánchez)
コロンビア軍合同特殊作戦司令部司令官。「オペレーション・ホープ」の指揮を執った人物。 -
エリエセル・ムニョス(Eliecer Muñoz)
先住民族ガードのメンバーであり、子どもたちを発見した先住民族リーダー。 -
ダイロ・ムクトゥイ(Dairo Mucutuy)
子どもたちの叔父。 -
ファティマ・バレンシア(Fatima Valencia)
子どもたちの祖母。 -
イェリッツァ・ムクトゥイ(Yeritza Mucutuy)
子どもたちの叔母。 -
ルイス・アコスタ(Luis Acosta)
全国先住民族ガードの調整官。
また、実際に救出された子どもたち本人の声が紹介されている。
ナレーションは、チョックキブタウン(ChocQuibTown)のシンガーでありプロデューサー、共同創設者でもあるグロリア・エミルセ・マルティネス・ペレア(Gloria Emilse Martínez Perea)、通称:ゴヨ(Goyo)が担当している。彼女は本作の予告編で、子どもたちが見つかった場所について「人が足を踏み入れない、“精霊”が存在すると信じられるジャングル」と語っている。
捜索活動には、コロンビア特殊部隊の兵士100名以上と、先住民の捜索者70名が動員され、コロンビアでもっとも過酷で未開の地が捜索対象となった。国内外の人々は、スマートフォンやテレビを通じてこの“奇跡”の展開に注目し続けた。
エンポリアム・プロダクションズ代表のエマ・リードは、次のように述べている:
この驚くべき現代の“おとぎ話”を、『オペレーション・ホープ』に関わったすべての人物を通じて描けることを誇りに思っている。
私たちが“魔法のカメ”の助けを借りて子どもたちを発見した先住民族ガード、そして子どもたちの家族、軍隊といった関係者にアクセスできたことは、Emporiumが“届きにくい人々や場所”にアプローチする力の証である。
他の映画作品等の情報はこちらから。
#OperaciónEsperanza(本奇跡に関する実ニュース)
参考文献:
1. Emporium’s Operation Hope doc gets Prime Video run
作品情報:
名前: オペレーション・ホープ:アマゾンで失われた子どもたち
(Operation Hope: The Children Lost In The Amazon)
監督: Tom Cross
脚本: Emma Read
製作会社: Emporium Productions
時間: 86 minutes
ジャンル: Documentary
No Comments