エクアドル:エクアドル先住民族連盟 2025-2028 政府評議会メンバー決まる

(Photo:@CONAIE_Ecuador / X)

エクアドル先住民族連盟(Confederación de Nacionalidades Indígenas del Ecuador:CONAIE)は、2025年7月21日に新しい執行評議会を選出した。2025年から2028年まで務める評議会メンバーは、同年7月28日に正式に就任した。この評議会を決定する大会には、シエラ(山岳地帯)、アマゾニア(アマゾン地域)、コスタ(沿岸部)から1,500人の先住民族代表が参加した。

 

2028年まで任期を務めるCONAIEの執行評議会は、組織の主要な分野を代表する以下の10名で構成されている:

    • 会長:マルロン・バルガス(Marlon Vargas)

    • 副会長:エルシリア・カスタニェダ(Ercilia Castañeda)

    • 組織強化・政治担当:ウィルトン・ディアス(Wilton Díaz)

    • 領土・天然資源担当:カルロス・ヒパ(Carlos Jipa)

    • 国際関係担当:ネモ・ギキタ(Nemo Guiquita)

    • 教育・科学・研究担当:ルルデス・ヒパ(Lourdes Jipa)

    • 女性・家族担当:ロサ・ミンガ(Rosa Minga)

    • 保健・栄養担当:ヒルベルト・グレファ(Gilberto Grefa)

    • 青年・文化・スポーツ担当:ヒセラ・サグニャイ(Gisella Sagñay)

    • コミュニティ広報担当:シモン・ベラスコ(Simón Velasco)

 

新たに会長に就任したマルロン・バルガスは、就任の挨拶で次のように述べた。「先住民族運動は常に政府と対話を続けてきた。しかし、我々が対話を断ったときは、どの政権も先住民族運動の要求に対し具体的な回答を一切示さなかったからである」と語った。さらに彼は続けて、「どの政権も我々を分断しようとしてきた。しかし我々は、尊厳と勇気、そして知恵をもって、自らの問題を解決してきた」と述べた。

 

エクアドル先住民族連盟執行評議会の主要構成員の略歴は以下の通りである:

マルロン・バルガス(Marlon Vargas) – 会長(Presidente)

マルロン・バルガスは、エクアドル・アマゾン地域パスタサ県のカパフアリ(Capahuari)コミュニティに生まれた。彼は、エクアドル・アマゾンに存在する11の先住民族の一つ、アチュアル(Achuar)の出身である。

2016年および2020年の2度にわたり、バルガスはエクアドル・アマゾン先住民族連合(Confederación de Nacionalidades Indígenas de la Amazonía del Ecuador:Confeniae)の会長に選出された。同連合はアマゾン地域の先住民族組織を代表している。

2015年に起こった先住民族の蜂起「命と尊厳のための行進(Marcha por la vida y la dignidad)」では、シュアル(Shuar)およびアチュアルの権利擁護のための抗議行動に参加した。

Confeniaeの会長として、彼は2019年10月に行われたレニン・モレノ(Lenín Moreno)政権への抗議行動で、アマゾンのコミュニティを率いて動員を行った。この抗議は燃料補助金の撤廃に反対し、国際通貨基金(IMF)と合意した経済調整政策、特に財政改革に対する先住民族の拒否の意思表示であった。

さらに、2022年6月に起きたギジェルモ・ラッソ政権に対する全国ストライキでも、バルガスは先住民族組織CONAIEや他の社会団体とともに中心的役割を果たした。このストライキは、生活費の高騰や燃料・生活必需品の値上げなど政府の経済政策に対する抗議であった。

 

エルシリア・カスタニェダ(Ercilia Castañeda) – 副会長(Vicepresidenta)

エルシリア・カスタニェダは、インバブラ県(Imbabura)にあるキチュワ・オタバロ(Kichwa Otavalo)の出身である。彼女は、公的機関の運営や先住民族・民族集団の権利擁護、先住民族女性の政治的リーダーシップにおいて20年以上の経験を有している。これは彼女の公式履歴書に記されている。同じ文書によれば、カスタニェダは国内外のコンサルタントや、多文化的・地域的視点を持つ公共政策の推進者としても活動してきた。

2003年にエクアドル中央大学(Universidad Central del Ecuador)で証券工学の学位を取得し、2009年にはラテンアメリカ社会科学大学院(Facultad Latinoamericana de Ciencias Sociales:FLACSO)で地域・地方開発を専門とする社会科学の修士号を取得した。これらの学位は高等教育・科学・技術・イノベーション庁(Senescyt)に正式登録されている。現在はアマウタイ・ワシ大学(Universidad Amawtay Wasi)で法学を学んでいる。

国家監査院(Contraloría General del Estado)のウェブサイトによると、カスタニェダは公的部門で幅広い経験を持つ。2009年から2010年にかけては国家計画局(Senplades)で計画・モニタリング・評価の専門家として勤務し、2010年から2011年まではエクアドル国家民族発展評議会(Codenpe)で先住民族と民族集団の強化部門の責任者を務めた。また、2014年から2019年までオタバロ市の農村地区議会議員に選出され、副市長も務めた。市議会では平等とジェンダー委員会の委員長を務め、環境委員会でも議長を務めた。

2019年から2024年までは、先住民族系政党パチャクティク運動(Movimiento Pachakutik)のインバブラ県代表として活動した。さらに2024年から2025年にかけては、ダニエル・ノボア(Daniel Noboa)政権下で先住民族・民族集団の管理と開発庁にて国際協力アナリストとして勤務していた。

 

ウィルトン・ディアス(Wilton Díaz) – 民族・先住民族の強化および政策担当幹部

ウィルトン・ディアスは、エクアドル沿岸部の先住民族の一つであるチャチ(Chachi)の出身である。2014年にエスメラルダスのルイス・バルガス・トーレス工科大学(Universidad Técnica Luis Vargas Torres de Esmeraldas)で森林工学の学位を取得し、2023年には同大学で環境管理の修士号(Gestión Ambiental)を取得している。これらの学位は高等教育・科学・技術・イノベーション庁(Senescyt)に正式登録されている。

Conaieの公式プロフィールによれば、2019年から2025年までエクアドル沿岸部民族連合(Conaice/Confederación de Nacionalidades de la Costa Ecuatoriana)で副会長および教育担当幹部を務めた。この期間中、環境社会紛争の解決、防護地域の支援、チャチ族センターの生産開発の推進に取り組んできた。

国家監査院(Contraloría General del Estado)の情報によると、2014年にエスメラルダス県エロイ・アルファロ市(municipio de Eloy Alfaro)で農村地区議会議員(concejal rural)に選出され、2019年に再選されている。

また、2019年にはサント・ドミンゴ・デ・オンソレ教区(parroquia Santo Domingo de Onzole)の教区会議委員(vocal)を務め、同年、エロイ・アルファロ市の市民参加部門責任者(director de participación ciudadana)に就任した。この役職は2020年と2021年にも継続した。

2023年には同市の環境管理部門(unidad de gestión ambiental)の責任者となり、同年には再びサント・ドミンゴ・デ・オンソレ教区の政府機関委員を務めた後、副会長に選出されている。

2024年には衛生・環境部門(higiene y ambiental)の責任者を務め、同年再び環境管理部門の責任者となった。

 

カルロス・ヒパ(Carlos Jipa) – 領土および天然資源担当幹部

カルロス・ヒパは、エクアドル・アマゾン地域のキチュア(Kichwa)の指導者であり、アマゾン・エクアドルのキチュア民族連合共同体連盟(Federación de Comunas Unidas de la Nacionalidad Kichwa de la Amazonía Ecuatoriana:Fcunae)の会長を務めた人物である。

2020年4月7日にコカ川とナポ川で発生した原油流出事故に関連して、ヒパは正義を求めて声を上げた先住民族リーダーの一人であった。この流出事故は100以上のキチュア系コミュニティに影響を及ぼし、水の利用、適切な食料、健康、健全な環境、自然に対する権利が侵害されたとして、先住民族コミュニティは保護措置(acción de protección)を提起した。

コミュニティは河川の清掃、医療支援、再発防止の保証を国家に求めた。しかし、判事ハイメ・オニャ(Jaime Oña)はこの保護措置を却下した。理由は「権利侵害が明確かつ直接的に示されていない」「証拠が不十分」「国家による既存の対策や修復計画が存在する」ことであった。

一方で、メディア「Plan V」の記事『オニャ判事、原油流出を見るも、自らの名誉を守ることに関心』によれば、判事は流出事故の深刻さを過小評価し、自らのイメージ保護に注力したと指摘されている。

判決後、オーニャ判事はSNS上で脅迫を受けたと主張し、カルロス・ヒパを訴えた。これを受け、プエルト・フランシスコ・デ・オレジャーナ(Puerto Francisco de Orellana)検察庁は扇動罪(instigación)の疑いで捜査を開始した。

これに対し、人権団体Inredhは2021年4月8日にヒパの主張を支持し、「これは文化的差別である」と指摘した。ヒパは「先住民の正義においては、誤った行為をした者との癒しのプロセス(sanación)を開始することが目的であり、決して第三者への脅迫ではない」と述べている。Inredhのような人権団体にとって、この事案は先住民族指導者の刑事化を試みるものとみなされている。

さらに、ヒパは2021年10月に1万5,000バレルの原油流出事故に対し正義を求め、キトの憲法裁判所前までの抗議行進を主導した。その場で「我々は、自分たちの権利が侵害されないよう、キトの街にやってきた」と発言している。

 

ネモ・ギキタ(Nemo Guiquita) – 国際関係担当幹部

ネモ・ギキタは1984年7月28日、アマゾン地方パスタサ県アラフノ郡のトニャンパレ(Toñampare)共同体で生まれた。ワオラニ(Waorani)の出身である。

公式履歴によると、2010年から2012年にかけてエクアドル・ワオラニ女性協会(Asociación de Mujeres Waorani del Ecuador)の起業支援コーディネーターを務めた。カカオの栽培や付加価値創出、天然繊維を用いた工芸品制作、作物管理における技術支援などを通じて、女性の生産活動と収入向上を支援するプロジェクトに取り組んだ。

2013年にはアマゾン地域エコ開発研究所(Instituto para el Ecodesarrollo Regional Amazónico:Ecorae)でワオラニ語通訳を務めた。Ecoraeは環境・水・エネルギー転換省と連携し、アマゾン地域の持続可能な開発を担当する公的機関である。同年、先住民ネイション・ワオラニ局(Dirección de Nacionalidad Waorani)の教育プロジェクト技術者としても活動した。

2014年、ラファエル・コレア(Rafael Correa)政権下の国家政治管理事務局(Secretaría Nacional de Gestión de la Política)で技術補佐を務めた後、2014~2015年にパスタサ郡自治体で書記官として勤務した。2015~2017年には国営企業エストラテヒコ・エクアドル(Ecuador Estratégico)で行政補佐を務めた。

2016年から2018年にかけてはエクアドル・ワオラニ(Nacionalidad Waorani del Ecuador)の副会長を務め、ワオラニ女性の起業支援を強化し、石油や鉱山など資源採掘に対する環境保護運動の代弁者として活躍した。

学歴は、2017年にチンボラソ高等工科大学(Escuela Superior Politécnica de Chimborazo)で秘書業務学の学士号を取得。2025年にはエクイノシアル工科大学(Universidad Tecnológica Equinoccial:UTE)で人権、異文化性、ジェンダーに関する修士号を取得している(両学位とも高等教育科学技術革新省〈Senescyt〉に登録済み)。

2020年から2023年まではアマゾン地域諸民族連合(Confeniae)で女性・健康・家族担当幹部を務めた。この間、異文化性、地域医療、食の主権、バイオ経済、気候変動対策を視野に入れた先住民族女性向けの多くのプロジェクトを主導し、伝統的知識の強化や女性リーダーの育成、地域に根ざしたバイオ起業の推進にも取り組んだ。

また、国連女性機関(ONU Mujeres)の支援を受けて設立された「アンティスユ・ワルミクナ(Antisuyu Warmikuna)/アマゾン女性の学校」の創設にも関わり、エクアドル・アマゾンの11の先住民族を対象に自己決定権の促進を目指している。

国際的には、気候変動や人権、領土防衛に関する国内・地域・国際レベルのフォーラムに積極的に参加し、特に先住民族女性の声を世界に届けてきた。例として、2021年にコロンビア・クンディナマルカ県で開催されたアマゾン流域女性リーダーのサミットに参加し、「アマゾン流域の先住女性によるマニフェスト」が策定された。

同年、英国グラスゴーで開催されたCOP26(国連気候変動枠組条約締約国会議)にも参加し、アマゾンにおける石油・鉱山開発への反対を強く訴えた。

2023年にはパナマで開催された先住民族向け資金メカニズムプログラム(Mecanismo de financiación indígena)に参加した。このプログラムは気候投資基金(CIF)が支援し、先住民族の土地と天然資源の持続可能な管理を目的としている。

さらに、2023年と2024年にはEFE通信社と非営利団体サチャママ(Sachamama)によって選出された「気候危機に最も取り組んだ100人のラテン系」にも名を連ねている。

 

ルルデス・ヒパ(Lourdes Jipa) – 教育・科学・調査担当幹部

ルルデス・ヒパは1982年1月31日、アマゾン地方ナポ県テナ市で生まれた。キホス(Quijos)民族の出身である。2021年から2025年まで、先住民ネイション・キホス(Nación Originaria Quijos)の会長を務めた。

彼女の履歴書によれば、2016年から2019年にかけてはエクアドル・アマゾン先住民族連合(Confeniae)の副会長を務めた。また、2019年にはナポ県選挙管理委員会(Junta Provincial Electoral de Napo)の委員長に任命されている。

2018年には、アマゾン流域の先住民族組織の地域連合であるアマゾン流域先住民族組織コーディネーター(Coica)のコンサルタントとしても活動した。Coicaは511の先住民族を代表する地域組織である。

高等教育科学技術革新省(Senescyt)の公式ウェブサイトでは彼女の学位登録は確認されていないが、履歴書によると現在、クエンカのサレジオ工科大学(Universidad Politécnica Salesiana de Cuenca)で地域開発学士課程の第3学期に在籍中である。また、キトのアマウタイ・ワシ大学(Universidad Intercultural de las Nacionalidades y Pueblos Indígenas Amawtay Wasi)にて法学および法的多元主義の課程(第3期)にも在籍している。さらに、シモン・ボリバル・アンディーナ大学(Universidad Andina Simón Bolívar)で人権および気候変動に関するディプロマ課程を修了したと記載されている。

 

ロサ・ミンガ(Rosa Minga) – 女性と家族担当幹部

ロサ・ミンガはエクアドル南部ロハ県、シエラ地方のサラグロ(Saraguro)出身であり、キチュア・サラグロに属している。Conaieのプロフィールによると、彼女はアスアイ県先住民族農民組織連合(FOA)の教育担当幹部を務めていた。

2003年にロハ技術大学(Universidad Técnica Particular de Loja)で中等教育教員(第二種教員)資格を取得し、同年に教育学士(教育監督・管理専攻)の学位も取得している。さらに、2014年にはエクアドル中央大学(Universidad Central del Ecuador)で人権と先住民族に関する修士号を取得しており、これらの学位はすべてSenescytのウェブサイトに登録されている。

彼女の公式履歴書によれば、1990年から2014年までエクアドル教育省管轄のバイリンガル異文化教育局(Dirección de Educación Intercultural Bilingüe)で教育技術職員として勤務した。この部署は異文化バイリンガル教育の公共政策の調整・管理・評価を担当している。

また、エクアドル国家会計検査院(Contraloría General del Estado)のウェブサイトによると、2021年から2022年まで異文化バイリンガル教育システム事務局(Secretaría del Sistema de Educación Intercultural Bilingüe)で教育の同行および教育技術面のフォローアップ分析官を務め、地域の教育センターへの助言や教育技術指針の普及を担当した。

さらに、2022年から2025年まで同事務局の教育コーディネーターとして、異文化バイリンガル教育および民族教育(Etnoeducación)に関わり、各民族や国籍に応じた教育モデルの実施を教育機関の教職員と調整している。

 

ヒルベルト・グレファ(Gilberto Grefa) – 保健・栄養担当幹部

ヒルベルト・グレファは1967年8月5日、ナポ県テナで生まれ、キチュアに属している。

彼の履歴書によると、1995年から1996年にかけて「Solid State International」という企業で看護師として勤務していたが、この企業は2002年に営業許可を取り消されている(企業監督庁の記録による)。

2000年から2003年には、スクンビオス県にあるキチュア民族組織連合(Fonakise)でプロモーションおよび組織担当の幹部を務めた。Fonakiseはスクンビオス県の58以上のキチュア系コミュニティを代表する先住民族組織である。

国家会計検査院(Contraloría General del Estado)には彼の情報は登録されていない。

履歴書によれば、2003年から2004年にはスクンビオス県庁で警備員を務めた。

2009年から2010年にかけては、Fonakiseの健康プロジェクトの技術アシスタントを担当。

2010年にはスクンビオス県の県都ラゴアグリオの福祉団体(Patronato de Lago Agrio)で保健推進者として勤務し、2013年には再度県庁の警備員として勤務している。

また、エクアドル保健省主催の「愛をもって私たちの命を守ろう(Cuidemos con amor nuestras vidas)」や「先住民族の世界における健康の知識者(Conocedores de la salud en el mundo indígena)」など、コミュニティ保健に関する複数の教育コースやワークショップを修了している。

ただし、Senescyt(エクアドル高等教育科学技術革新省)には彼の学位登録はない。

 

ヒセラ・サグニャイ(Gisella Sagñay) – 青年・文化・スポーツ担当幹部

ヒセラ・サグニャイは1997年5月29日、チンボラソ県コルンベ教区コルタに生まれ、プルハ(Puruhá)というキチュアの一員である。

エクアドルの高等教育省(Senescyt)によると、2023年にアンデス地域自治大学(Universidad Regional Autónoma de los Andes)で法学士の学位を取得している。

国家会計検査院(Contraloría General del Estado)には彼女の情報は登録されていない。

本人提出の履歴書によれば、新生命女性聖書学院(Instituto Bíblico de Mujeres Nueva Vida)でキリスト教教育の神学修士号を取得し、キリスト教的交際に関する講座や青年リーダーシップの成長に関するコースも修了している。

2024年にはミンガ貯蓄信用組合(Cooperativa de Ahorro y Crédito Minga)で金融出納係を務め、同年ドラード貯蓄信用組合(Cooperativa de Ahorro y Crédito Dorado)で預金アドバイザーも経験している。

また、銀行や商業出納係のトレーニング、コミュニティ政府の強化(特にジェンダー暴力予防・根絶)、先住民族の視点から慢性児童栄養失調に対抗する食料主権に関する研修を受けている。

 

シモン・ベラスコ(Simón Velasco) – コミュニティコミュニケーション担当幹部

シモン・ベラスコはエクアドル海岸地方サンタエレナ県オロン出身で、ワンカビルカに属している。

2023年、彼は地域の構造的な課題—水不足、森林伐採、過剰な観光開発、不動産開発の圧力、国家による放置—を明らかにするため、地域メンバーと共に「オロン・コミュニカ(Olón Comunica)」というコミュニティデジタルメディアを立ち上げた。

コミュニティメディア「ワンブラ(Wambra)」によれば、ベラスコは若者の代表として、水を公共財として守り、地域の生命の基盤としてコミュニティを支える役割を担っている。

Conaieの公式プロフィールでは、彼は多才なコミュニケーターであり、コミュニティメディアやコミュニケーションの場の創設と推進者であると紹介されている。

また、フアンカビルカ文化のアイデンティティ回復と振興に取り組み、エクアドル海岸地方の権利擁護や文化運営、農村開発に積極的に関わっている。

#MarlonVargas #NemoGuiquita

 

参考資料:

1. Este es el Consejo de gobierno de la Conaie 2025-2028

 

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