(Photo:Radio Pichincha)
2026年3月13日金曜日に予定されているエクアドル全国規模のデモに向けて、社会的・労働組織が強い反発を示している。ダニエル・ノボア(Daniel Noboa)政権の一部の政策に対し、エクアドル国内では批判と疑問の声が上がり、これを受けて労働者団体や市民団体は大規模な動員を発表した。この動きは、ノボア政権の政策がエクアドル社会において「憤り」と「恐怖」を引き起こしている中で行われている。
社会の二面性と動員の停滞
専門調査研究センター(Centro de Investigaciones y Estudios Especializados:CIESS)の調査によると、現在、エクアドル国内では「憤り」と「恐怖」が支配的な感情として表現されている。キト(Quito)とグアヤキル(Guayaquil)で行われた調査の結果、回答者の33%が「憤り」を、25%が「恐怖」を感じていると答えた。このデータは、エクアドル人が抱える複雑な感情を示しており、「火山」と「氷山」が共存するような状態が社会に見られることを反映している。この矛盾した二面性が「麻痺」や「動員の停滞」を引き起こしていると考えられる。
#EncuestaCIEES Feb/26
— CIEES Latam 📊 Encuestadora (@CIEESec) February 27, 2026
Sobre lo mejor en gestión de @DanielNoboaOk: 22% menciona seguridad; 48% dice “nada”
49% identificó alguna gestión ➕
Con indignación y miedo predominando, los logros deben ser sostenibles y emocionalmente significativos para convertirse en respaldo real pic.twitter.com/2c6hgL0Qz7
経済学者アンドレス・ミデロス(Andrés Mideros)は、2026年3月2日に次のように述べた。「市民の反応が遅れており、その原因の一つは恐怖だ。」また、市民革命党(Revolución Ciudadana)の党首ガブリエラ・リバデネイラ(Gabriela Rivadeneira)は、ラジオ・ピチンチャ(Radio Pichincha)で次のように語った。「現状では、市民の意識を大衆組織化の手段に変えることが難しい。人々が指導や導きを必要としている時期だからだ。」
ドイツ在住の社会学者マルコ・パラディネス(Marco Paladines)は、抗議行動の社会的コストが過去20~30年で増加していることを指摘し、それが恐怖の原因の一つであると述べている。「誰もリスクを取りたがらない。普通にしていても、家に戻れなかったり、目を失ったりする可能性があるからだ」とも語っている。
司法への不信と社会的対立
さらに、エクアドル社会では司法への不信感も強くなっており、これが社会的対立を加速させている。マルコ・パラディネスは、「ノボア政権が任期終了前に、新たな社会的対立の時期を迎えるだろう」と予測しており、政府が推進した労働改革案や経済政策が一層の社会的不安を引き起こす可能性があると考えている。
動員の低下:欲望の対象と争点の欠如
社会学者ナタリア・シエラ(Natalia Sierra)は、国内での動員低下の主な原因として「欲望の対象」と「争点となる場」の欠如を指摘している。シエラ(Sierra)は「社会変革には欲望の対象が必要だ。以前の象徴はもう何も表しておらず、現時点では新たな対象を構築できていない」と述べており、争点となる場の変化についても言及している。20世紀には工場がその場所であったが、現在では人工知能(AI)の台頭により、労働者の闘争の場が変化しているとのことだ。「ネオリベラリズムがネクロリベラリズムへと移行し、恐怖や麻痺の利用が激化する時期に、そうした対応が求められている」とシエラは指摘している。
🛑#Atención | Andrés Quishpe, presidente de la @UNENACIONAL, anunció que más de 52 organizaciones sociales, estudiantiles y de trabajadores participarán en la movilización nacional del 13 de marzo. La jornada se realizará en todas las provincias del país por demandas relacionadas… pic.twitter.com/vx8Fp9KWPA
— Radio Pichincha (@radio_pichincha) March 11, 2026
ノボア政権に対する反発と新たな動員
ノボア政権が推進した労働改革案に対する反発が、2026年3月13日に予定されている大規模デモへとつながっている。特に、エクアドル労働省(Ministerio de Trabajo)が発表した大臣令046号(Acuerdo Ministerial 046)に対して、強い反対が広がっている。この協定は、特別な勤務時間やシフト制度を導入し、労働者の安定性や雇用条件に懸念を抱くセクターから反発を受けている。労働組合連合(Frente Unitario de Trabajadores:FUT)はこの大臣令に反対するデモを計画し、また、3月16日には違憲訴訟を提起する予定だ。
デモ開催予定と参加組織
デモはエクアドル国内の主要都市で行われる予定であり、キトでは16:00から社会保険庁(Caja del IESS)に集まり、グアヤキルでは16:00にセンテナリオ公園(Parque Centenario)に、クエンカ(Cuenca)では16:30からサン・ブラス公園(Parque San Blas)に集まる予定だ。労働者の統一戦線(FUT)は、このデモに参加し、特に「領土組織、自治および分権に関する有機法(Código Orgánico de Organización Territorial, Autonomía y Descentralización:COOTAD)」改正案の廃止を求めるとともに、地方自治体が予算の70%を投資に充てることを求める内容の改正案に対して批判を行っている。
追加された呼びかけと市民の参加
人民統一運動(Movimiento Unidad Popular)の地方指導者であるアロンソ・ロペス(Alonzo López)は、この「大規模な行進」に市民の参加を呼びかけ、「政府が法律と憲法を守らないのであれば、エクアドル国民は失敗した政府に立ち向かう権利と義務を持っている」と述べた。
政府の公式発表
現時点で、エクアドル政府はこのデモに対して公式なコメントを出していないが、今後の動向に注目が集まっている。
参考資料:
1. ¿Las movilizaciones del 13 de marzo vencerán al miedo a la exposición?
2. Organizaciones sociales mantienen convocatoria a movilizaciones para el viernes 13 de marzo
3. Anuncian movilizaciones para el viernes 13 de marzo en Ecuador: esto se sabe

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