本ガイドでは、山や森、ジャングル、ビーチなどの自然の中で道に迷った場合の対処法を紹介する。
事前準備が重要
自然の中で道に迷うことは誰にでも起こりうる。一人で行動していた、道を誤った、天候が急変した、土地勘がなかったなど、迷う理由はさまざまだ。
もし家族や友人が自然の中に出かける場合は、事前に次のことを共有しておくべきである。
- ルートや目的地
- 旅程(出発・帰宅予定時間)
- 同行者の情報(名前・連絡先)
- 緊急時の連絡時間や方法
このような準備をしておくことで、万が一道に迷った場合でも迅速な対応が可能となる。
行方不明発生時の3つの重要なステップ
約束の時間を過ぎても連絡が取れない場合、その人は危険な状況にある可能性がある。その際は、以下の3つのステップを踏むべきである。
1. すぐに9-1-1に通報する
通報時には、以下の情報を整理して伝える。
- 通報者の情報:氏名・行方不明者との関係
- 行方不明者の情報:氏名・年齢・服装
- 同行者の情報(いる場合):氏名・おおよその年齢・服装
- ルート情報:目的地・代替ルートの有無
- 同行者の土地勘:場所を知っているかどうか
- 連絡先:行方不明者や同行者の電話番号、家族や友人の連絡先
- 旅行日程:出発日・帰宅予定日
- 最後の連絡時刻:最後に話した、またはメッセージを受け取った時間
- GPS情報:Life360などの位置情報共有アプリがある場合、リアルタイムの位置情報を提供
2. 失踪届を提出する
検察庁または国家警察の専門部署に行き、正式に失踪届を提出する。
3. 連絡が取れた場合は当局に報告する
行方不明者が無事に戻ったり連絡が取れたりした場合は、速やかに当局に報告し、捜索を中止してもらう。
行方不明の子どもを発見した場合
子どもが迷子になっている場合は、以下の対応を行う。
1. 安心させる
「大丈夫だよ」と声をかけたり、ゲームなどで気をそらせる。
2. 基本情報を尋ねる
- 名前・出身地
- 家族と一緒にいる場所
- 誰と一緒に来たか
- 両親や親戚の名前
- 事前に決めた待ち合わせ場所があるか
3. 適切な機関へ通報する
- 山中:パークレンジャーやガイドに報告
- 森林:パークレンジャーまたは警備員に通報
- ジャングル:ツアーガイドに報告
- ビーチ:ライフガードや管理責任者に知らせ、拡声器で呼びかける
4. その場を動かず待つ
- 発見した場所を離れず、親族が迎えに来るのを待つ
- 日当たりが強い場合は、近くの日陰に移動する
5. 9-1-1へ通報する
このガイドの手順に従い、落ち着いて行動することが重要である。
参考資料:
1. Qué hacer si alguien se perdió en la montaña, en la selva o en la playa
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