(Photo:Digitaldreamer)
グアダラハラは、独自の魅力と強烈な風味で有名な本物の食の宝庫として知られる。
ハリスコ州の州都グアダラハラを訪れる者を魅了するのは何よりもその美食と多種多様さにある。ビリア(birria,)、ポソレ(pozole)、トルタ・アオガダス(tortas ahogadas)、テフイノ(tejuino)など、グアダラハラを代表する郷土料理は、グアダラハラの豊かな歴史と文化を反映しており、これらの料理の真髄を味わうには、市場が理想的な出発点となる。
サン・フアン・デ・ディオス市場はグアダラハラで美食を楽しむのに最適な市場と言える。レストランや屋台が充実するこの市場ではトルタ・アホガダス(tortas ahogadas)、ビリアス(birrias)、カルネ・エン・ス・ウゴ(carne en su jugo)、ポソレ(pozole)、ロンチェス(lonches)、カルネ・アサダのタコス(carne asada )、そして有名なトリトス(ブファロス(búfalos)とも呼ばれる)などの本格的なタパティオ料理も味わえる。
この市場で出会えるのは郷土のみでない。メキシコ風ラーメン、0.7キロのお肉を使った巨大トルタなど、兎にも角にも胃を楽しまさせてくれるものばかりである。
市場は地域の生活の中心でもあることから、本当に色々なものが売られている。果物、野菜、肉、魚、普段着や典型的な洋服、帽子、靴、テニスシューズ、フアラッチェ、ブーツ、馬具、粘土、陶器、木、真鍮で作られた手工芸品、骨董品、新品、中古品、お菓子、リュックサック、さらには電子機器、テレビゲームなど、無限の品物が売られている。
グアダラハラの若者たちがこの市場を 「Taiwan de Dios(神の台湾)」と呼ぶようになったのは、ここで手に入るさまざまな商品のためである。
サン・フアン・デ・ディオスは、歴史地区観光には欠かせない場所である。様々なものを見つけることができるだけでなく、3,000人以上の商人がこの空間を活気、騒音、色彩で満たしてされているからだ。
COVID-19パンデミックによる影響はこの市場に歴史上最も大きな打撃を与えたといっても過言ではない。パンデミックの最初の数日間、同店は収容能力の70%で営業し、テナントは制裁と伝染病の蔓延を避けるために、新しいプロトコルと衛生対策を実施した。
その歴史
開場以来、グアダラハラのシンボルとなっている正式名称はメルカド・リベルタ(Mercado Libertad)はラテンアメリカ最大の屋内市場推しても知られる。この場所での商売は、初代の市場が建設された1888年まで遡り、1925年に当時のホセ・グアダルペ・スノ(José Guadalupe Zuno)知事が取り壊しを命じ、別の市場が建設されるまで続いた。50年代初頭、アグスティン・ヤニェス(Agustín Yáñez)政権が誕生すると、2番目の市場も取り壊され、現在のリベルタ市場(Mercado Libertad)が建設された。
オーストリア国籍でメキシコ人の建築家アレハンドロ・ソン(Alejandro Zohn)がこの市場のプロジェクトを担当し、モダニズム建築を前提に4,000m²の広さ、3階建て、2つの駐車場を含む建設が始まった。落成式は1958年12月30日に行った。
2003年、この市場は再び取り壊されようとしていたが、2005年に建物が国立美術研究所(INBA)によって国の芸術遺産に指定されたため、この計画は頓挫した。
その後、2011年に改築のために700万ペソが割り当てられ、2017年には再び改築され、今度は敷地内の区画整理、ガス設備、防火設備、電気設備の整備が行われ、2000万ペソが投資された。
行き方
メルカド・サン・フアン・デ・ディオスへの生き方は以下の通り。
ムービット(Moovit)によると、バス、ミクロバス、ライト・レールで行く方法の3つがある。
1) バスの場合:市場周辺の通りを通る路線はC124(旧258-D)とT707 MIRが近くを通る
2) ミクロバスの場合:エクスプレス線とパラドール線を利用し、サン・フアン・デ・ディオス駅で下車
3) ライトレールの場合:サイトゥール2号線のサン・フアン・デ・ディオス駅で下車
開場と閉場
市場の営業時間は毎日午前8時から午後8時まで。
※業者によってはこの範囲内で営業時間が異なる場合がある。
参考資料:
1. MERCADOS EN GUADALAJARA PARA COMER DELICIOSO
2. Mercado San Juan de Dios, más de 60 años de historia y tradición
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