ブラジル:ボルソナロ、犯罪者を受け入れてくれたミレイに感謝する

(Photo: X)

ブラジルのジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)前大統領は、自らを「政治難民」だと認識しているボルソナリスタをアルゼンチンに受け入れてくれたハビエル・ミレイ(Javier Milei)に感謝した。これらボルソナリスタは実際には2022年1月8日にクーデター事件を起こし司法制度が有罪判決を下した後、ブラジルから逃亡した犯罪者たちである。

 

クーデター容疑で捜査されているジャイル・ボルソナロ前大統領の息子エドゥアルド・ボルソナロ(Eduardo Bolsonaro)国家副代表は、6月1日、クーデター過激派のボルソナリスタの難民化とそれらの人々に政治的避難場所を提供するようアルゼンチン国民議会に要請した。またアルゼンチン下院のSalón de los Pasos Perdidosで開催されたブラジルにおける検閲、表現の自由、人権に関する検閲会議を通じてエドゥアルド・ボルソナロは「検閲」と「迫害」を糾弾した。この会議はラ・リベルタッド・アバンサ(La Libertad Avanza:LLA-コルドバ)の極右・保守派議員マリア・セレスト・ポンセ(María Celeste Ponce)がコーディネートし、マルティン・メネム(Martín Menem)下院議長の許可を得た。メネム下院議長は、「下院全体を自由に使えるようにした」と、議会関係者がEl Destape紙に語った。

ボルソナロ一行はルラ政権による「検閲」と「迫害」、そして何よりも、すでに200人以上が有罪判決を受けたクーデター未遂事件の捜査を担当する最高裁判所のアレクサンダ・デ・モラエス(Alexander de Moraes)判事に象徴されるブラジルの司法制度を糾弾するために、アルゼンチンに数時間滞在した。ボルソナリスタによるこの見解は約80人の前で表明された。彼らはアルゼンチン政府に、犯罪者として監視され、アンクレットをつけていた少なくとも7人に政治的避難を認めるよう協力を求めた。これら犯罪者はアンクレット壊して国境を越えて入国した。

ボルソナリスタたちのプレゼンテーションは、すでにアメリカ、EU、ハンガリーを含むツアーの一部だった。講演者の中には、ジュリア・ザナッタ(Julia Zanatta)下院議員(自由党)、マルセル・ヴァン・ハテム(Marcel Van Hattem)下院議員(ノーヴォ)、「1月8日の犠牲者と親族協会(Asociación de Víctimas y Familiares del 8 de enero:ASFAV)」のガブリエラ・リッタ(Gabriela Ritter)弁護士も参加した。

 

#1月8日クーデター未遂

 

参考資料:

1. Jair Bolsonaro agradeció a Javier Milei por recibir a golpistas condenados en Brasil

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