(Image:Andrés Sebastián Díaz)
メキシコ政府はエクアドルに対し、ホルヘ・グラス(Jorge Glas)元副大統領を釈放し、第三国に引き渡すことを目的に、ホルヘ・グラスの身柄の安全確保を正式に要請した。この要請はキトのメキシコ大使館が警察の襲撃を受け(詳細はこちら)、両国間の国交が断絶されてから約4ヶ月後の8月5日(月)に行われた。
翌火曜日、エクアドル外務省は、記者からの問い合わせに対しプレスチャットを通じてのみ、メキシコからの新たな要請について言及し「2024年4月5日付の記者会見で述べたことを繰り返す」と外務省広報部は述べた。
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— Cancillería del Ecuador 🇪🇨 (@CancilleriaEc) April 5, 2024
そのコミュニケの中で、外務省はホルヘ・グラスの外交亡命を合法的なものとは考えていないため、「エクアドルはいかなるセーフコンダクトも認めない」としている。これまでのところ、外務省自身は新たなコミュニケや声明を発表していない。また、エクアドルがすでにメキシコに対して正式な回答を出しているかどうかも明らかにしていない。
市民革命やコレア派の反応
市民革命(Revolución Ciudadana:RC)陣営は8月6日午後、コミュニケを発表し、ノボア政府による安全行動の拒否に「憤り」を表明した。コレア派の人間によれば、この決定は「無実の男(hombre inocente)」に対する「不正と非人間性(injusticia y deshumanización)」を示すものでしかなく、彼はこの国における「政治的迫害の象徴(ícono de la persecución política)」であるという。「この請願を却下することで、ノボアは、過去3代にわたる政府による明白な人権侵害と不正に対して無関心であることを再び証明した」とRCは主張している。
参考資料:
1. Ecuador ratifica su postura sobre el pedido de salvoconducto para Glas, tras insistencia de México
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