こんな時代だから活用しよう、ホテルのお得プラン

COVID-19の影響を受け、色々な産業が打撃を受けているのは確かで、かわいそうにも思う。私の近しい人間にもホテルで働いているものもいれば、旅館を経営しているものもいる。私自身も昨年は、東京から離れ数ヶ月そのような宿泊施設にお世話になっていた。そんな彼らとともに話していたことといえば、COVID-19を恨んでも、悲観しても何も始まらないということ。そしてこんな時代だからこそ、できることを既存の概念に囚われることなくやってみるのはどうだろうか、ということだった。

最近目にすることになった宿泊施設による長期滞在プランもまた、時代にあったプランと言えるのかもしれない。下手すれば、オフィスなどはたたんでしまいこの手のサービスを活用することで、宿泊施設への支援にもなるし、利用者もまたメリットを享受できることになろう。

ここでは期間限定ながらも、そのようなプランを出している施設をいくつか紹介しようと思う。

 

1. ザ・ロイヤルパーク・キャンバス 京都二条 (京都)

このホテル2021年6月6日オープンとまさにピッカピカのホテルだ。京都の世界遺産・二条城近くに位置するここは「30泊6万円(税別)の長期滞在プラン」を提供するという。

三菱地所グループであるロイヤルパークアンドリゾーツは2017年宿泊主体型ホテルブランドとして「CANVAS」を導入。ミレニアル世代をターゲットとし、現在は東京・銀座や名古屋市など全国4カ所でホテルを展開している。

ツインタイプの客室(22.1平方メートル)は長期滞在プランに用意され、75席のラウンジも宿泊者向けに開放される。ラウンジにはWi-Fiとコンセントを完備し、無料でコーヒーが飲めるという。

9月末までの期間限定ではあるものの、これがうまくビジネスに乗ればもしかして、と期待もしてしまう。

キッチンがあるわけではないから、その都度の食事をどうするのかという問題はつきまとう。もちろんホテルで提供を受けることも可能だが、せっかくの低価格を考えれば、そこでの利用ではなく、代替案も視野に入れたいところだ。もし近くでサブスクリプション型でミールを提供してくれる食堂など見つかれば、圧倒的にコストを抑えることができるかもしれない。

二条城も近いことからリフレッシュにそれを見に行くのもいいだろう。気分は爽快だ。

ちなみにそのTwitterには近場のカフェ情報なども載っているから、そこをあてにするのもいいかもしれない。

2. 帝国ホテル 東京(東京)

今年2月センセーショナルな発表をし、ご存知のことも多いだろう高級ホテルの長期滞在プランだ。帝国ホテルはサービスアパートメント用に客室を改修し、専用フロアとなる場所には共同利用スペースを設置し、そこに洗濯乾燥機、電子レンジ、オーブントースター、そしてアイロンを置き、朝食用のパンを提供することとした。サブスクリプションで提供される食事やランドリーサービスは両方使うと30日間で合計9万円という。この30泊36万円からのサービス99室用意されていたものの即日で完売し、検討の余地はなかった。

 

3. 一宿一飯のOnsenハウスしみずや(福島)

ホテルの紹介ではないが、正直私はこういう宿が落ち着き、求めているものに近い。自家源泉を持ち、24時間利用可能な源泉掛け流しの温泉は5種類の混浴露天風呂に、加えタイル張りの内湯もある。設置された電子レンジと洗濯機も利用できるし、炊飯器等の家電製品の持ち込みもOKとのこと。(設置しておいてもらえるのが一番いいのだが。)なお、一宿一飯というくらいだから、頼めば食事も提供される。価格は「みね子ばぁが作る自慢の朝食」は1,100円、「しみずや日替り定食」は1,650円といった具合だ。ちなみに、30泊31日の価格は99,000円(税込)となっている。

なお、最寄りの湯野上温泉駅は日本で2箇所しか無い茅葺屋根の駅だし、客室からは会津鉄道を見られるというから、鉄道好きにもいいかもしれない。

Yunokami-Onsen Station 011

Tennen-Gas, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

 

4. goodroomホテルパス(全国)

一箇所のホテルでは飽き足りないという人には、ホテルを渡り合えるサービスを活用しては如何だろう。1ヶ月6.98万円から利用できる。なお別途登録料として9,800円別途かかるのと、ホテル毎に価格が違うこと、ホテル・部屋タイプを変更しようとすると別途変更手数料として3,000円が必要となることは注意ポイントだ。施設によってはフィットネス・スタジオやサウナも使えるから、うまく活用すれば月額出費も抑えられるかもしれない。ちなみに私は、オキナワ マリオット リゾート&スパにとまりたいかな。LINNAS Kanazawaはキッチンも使えるし、レンタサイクルもあるし、宿泊者はニュージーランド発のフィットネスプログラム 「レズミルズ」も無料で参加できるというから、ここもまた興味深い。

サブスクリプション型で言えば、ホテル以外の宿泊施設

 

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