3日22:20、メキシコシティ(CDMX)を東西に走るメトロ12号線オリーボス(Olivos)駅とテソンコ(Tezonco)駅の間で大事故が起きた。少なくとも23人が死亡、70人が重軽傷の状態だという。事故原因については現在調査中とのことではあるが、どうやら車両通過の際に重みに耐えきれず、橋梁が崩壊、それとともに、2つの車両が落ちたようだ。なお、地元住民によると2017年9月19日に起きた地震以降、12号線において構造上安全でない部分ができたとし、指摘してきたとのことだ。
現在怪我人が運び込まれた市南部のトラウアク(Tláhuac)とイスタパラパ(Iztapalapa)にある病院は関係者の家族でいっぱいで、身内を探したり、容態についての確認が行われている。ただし、全ての人が誰であるのかが判明しているわけではない。なお、怪我人には未成年も含まれているとのことだ。
メトロ12号線は2012年10月に開通。過去ないほどの資金18億ドルが建設に投じられた。全長23,722kmで首都の南東の地域を結ぶことから、極めて便利で50万人近くの人が毎日それを使っているという。ただし、構造上の欠陥(脱線の危険性)が2014年の時点で見つかり一部区間で利用が停止されるなど、順風満帆とは行っていなかったようだ。
また、この路線建設・修復に当たっては不正があったとし当初よりいわく付きでもあった。
事故に関する情報は以下のニュースを参照。なお、なるべく最新情報になるように動画は追加していく。
事故写真はこちら(EL PAIS)から。
なお、メトロが回復するまでは代替としてバスを用いた輸送が行われる。
少しでも多くの人が助かりますように。
参考資料:
1. 8 protagonistas-responsables de la Línea 12 del Metro
2. Del escandaloso fraude a Línea 12 en 2009, responsabilizan a Mario Delgado
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