私の好きな料理の一つに間違いなく中華丼があげられると思う。
丼ものとは、その起源が江戸の食習慣と強く結びついている。つまりちゃちゃっと手軽に食べられて、それでいて大好きな白米が美味しく食べられるという利点がある。 そのバリエーションは江戸後期から急加速する。天ぷらと白米の融合は天丼として発展していったし、戦後には江戸前寿司が前身となり海鮮丼が生まれた。海外食文化と結びつき、今でもなお色々な丼ものが開発されている。 中華丼の起源は諸説あるようだが、Wikipediaによると昭和3年(1928年)発刊の『一年中朝昼晩のお惣菜と支那、西洋料理の拵え方:美味しく出来る家庭向き』(大日本家庭料理研究会編、中央書院)にはそのレシピが掲載されていると言うから、思っている以上にその歴史は古いと思われる。
なお、八宝菜をご飯にかけたこの「中華丼」と言うものは、和製中国語であり、本場中国には存在しない(通じない)ようだから要注意である。 さて、いつもストックしているシーフードミックスや、あまり野菜で作れて満足度の高い中華丼の作り方を今一度確認してみようと思う。
人数
調理時間
20 min
材料
ごはん 茶碗一杯分(とは言え好きな具合で)
白菜 1枚
にんじん 1/4本
たけのこ(水煮) 50g
豚バラ肉 (薄切り)50g
えび 4尾
うずら卵(水煮) 4個
きくらげ (乾燥) 2〜3枚
しょうゆ 大さじ2
料理酒 大さじ1
中華スープの素 小さじ1/2(鶏がらスープの素でもOK)
塩・胡椒 少々
水溶き片栗粉 大さじ3
ごま油
水
下準備
1. にんじんは皮をむき、短冊切りにする。たけのこも短冊切りにする。
2. 白菜は葉と芯の部分に分け、葉はざく切りにして、芯は2cm幅のそぎ切りにする。
3. きくらげはパッケージの表記通りにお湯で戻す。
4. 豚肉も2cm幅に切る。
5. 水溶き片栗粉を片栗粉1、水1の割合で作る。
調理方法
1. 中火で熱したフライパンにごま油をひき、豚肉を炒める。
2. 豚肉の色が変わったら、えびときくらげを入れ炒める。
3. 油が馴染んできたら、水250cc程度を入れ煮立たせる。
4. 人参を入れ、少し柔らかくなったら調味料(しょうゆ、酒、中華スープの素)を入れる。
5. 調味料が十分に混ざったら、うずら卵を入れて、塩・胡椒で味を調える。
6. 水溶き片栗粉をまわし入れ、とろみがつくまで混ぜながら加熱する。
7. 器にごはんを盛り、その上に6をかけて出来上がり。
注意点:
水溶き片栗粉をだまにさせないことが大切。
だまが心配な場合は、5の後でいったん火を止め水溶き片栗粉を入れれば良い。その後は焦がすこと、急に火が通り過ぎないよう中火か弱火にかけ、絶えずかき混ぜながら加熱すると良い。
その他、世界の料理のレシピはこちらから。
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