トップの写真は、OFICINA DE COMUNICACIÓN E IMAGEN(15 de octubre de 2020 – 2:24 p. m.)から引用
ドローンなどの技術を用いて、ペルーのナスカ周辺で新たな地上絵が次々と発見されている。 そしてこの度、新たに37メートルにわたる猫らしい動物の地上絵がナスカ地方砂漠の真ん中にある丘で見つかった。
この地上絵は地上絵と言えばサル、クモ、ハチドリといったようにいとも簡単に連想するナスカ時代のものよりも数世紀前、パラカス後期に作られたと考えられる。 というのも、この手の猫の表現は、パラカス文化において陶器や織物の図像で頻繁に見られたものだからだ。 また、近年パルパ渓谷とナスカ渓谷の間で見つかった80から100の地上絵ともそのサイズの小ささや丘の斜面に描かれているという特徴からも、その当時のものだと推定される。
今回偶然見つけられたこの地上絵はかなりの急な斜面に位置し、自然侵食の影響で消えかかっていたと言うから、発見され、クリーニングを施し保存されるようになるときうことは、我々人類の喜びとしか言いようがない。
ちなみにこの絵は30から40センチの幅で描かれていると言う。 ナスカの地上絵を見たときにはその大きさと宇宙とつながりに驚いた。 いつかこれらパラカスの地上絵も拝む事ができるといい、そんなことを遠い日本から思う。
No Comments