ビッグデータが見せるコロナウイルスのリアル

旅行から足を遠ざけるもの。
それは戦争と病気。

 

2019年末から20202月末現在、中国武漢を発端に新種のウィルス(COVID-2019)が広まっている。

当初特定の地域だけに存在していると楽観視されていたこのウイルスも、あっという間に国境越え世界のどこにでも患者が見られるようになった。
人が多く行き交う現代、ユートピアなど存在するはずもなかった。

未曾有の出来事、そんな言葉がまたささやかれるようになった。東日本大震災から約9年、全く違った世界とわれわれはまた対峙することとなる。

マスクの爆買い、工場の閉鎖、店舗の休業、小中高等学校までもが政府からの要請に基づき休校となった。イベントも軒並みキャンセルになり、企業における在宅勤務、時差通勤が推奨され、人々の行動・移動すら制限され出した。

世界の株は暴落し、為替も乱高下を繰り返す。各種メディアは、スクープを発見したかのごとく新しい土地でのウイルス感染者情報をこぞって伝えた。

 

そんな環境下において、米国のジョンズ・ホプキンズ大学がウィルスの感染状況をほぼリアルで伝える地図を開発。世界で何が起きているのかを、ビジュアルを通じて確認することを可能にした。データソースはWHO(世界保健機関)CDC(アメリカ疾病予防管理センター)、ECDC(欧州疾病予防管理センター)、NHC(中華人民共和国国家衛生健康委員会)、その他中国の医療情報サイトだと言う。

 

決定的な対処法に関する情報がない一方で、溢れかえる情報に世界は不安と苛立ちを募らせた。
情報が入ってこないのは不安。
でも、情報が多すぎるのも苦痛なのである。

ビッグデータがひしめくこの時代、我々はこの矛盾とどううまく付き合えばいいのか。
私はこのような状況だからこそ、一旦ウイルス騒動から少し目をそらし、情報化社会について少し考えてみることとする。

 

何れにしても私として強く思うこと。
我々は絶対にウィルスにうち勝てる。
そして、手洗い、うがい、マスク、消毒を含めた予防策は絶対に無駄なんかじゃない。
そして、そして、早くウイルスをやっつけて、みんなが心置きなく旅に出られるいまこの瞬間を踏ん張ろう。

 

Coronavirus COVID-19 Global Cases by Johns Hopkins CSSEはこちらから。
 ※地図を日本語標記でみたい場合は、ベースマップ(地図右上)の切替を行えば可能。

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