日本の反対側に位置するブラジル、なんだかとっても遠くの存在に感じてしまうかもしれない。が実は日本とブラジルの関係は意外と長く両国は1895年に初めて外交関係を樹立した。第二次世界大戦後、多くの日本人がブラジルに移民をし、結果としてブラジル社会に対して日系ブラジル人たちは大きな影響を与えている。もちろん日本においてもブラジル出身、ブラジル起源の人々は多くおり、彼らが我々社会に対して与えている影響も大きいように思う。
私自身も友人のおかげで距離的に遠いはずのブラジルを極めて身近に感じたり、その多様な文化を日々興じることができている。
毎年夏にやってくる浅草サンバカーニバルは夏の東京の風物詩となり、今や1日で50万人を導引する大イベントとなった。代々木公園で開かれるブラジルフェスティバルではカポエィラ、国内外アーティストを呼んでのコンサートが開催され、様々な屋台は我々の欲望を刺激する。
そして秋。音楽で結ぶ中央線ブラジル化計画『Vamosブラジる』が開催される。 その名の通りブラジル音楽(ボサノバ、サンバ、ショーロ、MPB、ノルデスチなど)に多角的に触れ合えるのだ。それも投げ銭のみで見れるというから、なんともありがたい。 今年は予定をかいくぐり、やっとの事で2つのセッションを拝見。とても見応えのあるものだった。
熱いパフォーマンスを少々ご紹介。
Vamos Dance Show
ミュージカル”Opera do Malandro”の一部を切り取り、歌とともに情熱的なダンスを見せてくれた。見ているだけでドキドキしたり、ワクワクしたりと、これぞエンターテインメント。
Projeto Radamés Gnattali
ハダメス・ニャタリ特集。ショーロに北米ジャズのエッセンスを持ち込んだというなんともおしゃれな名曲集。惚れ惚れした。
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